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ゴーストライター新垣隆が音楽家に戻る手助けをしたい…チェリストの友情に新垣も笑顔

ゴーストライター新垣隆が音楽家に戻る手助けをしたい…チェリストの友情に新垣も笑顔
チェリストの海野幹雄とピアニストの新垣隆

 佐村河内守氏のゴーストライター騒動で注目を浴びた作曲家でピアニストの新垣隆が25日、都内音楽スタジオで行われた映画『シロナガスクジラに捧げるバレエ』完成発表会見にチェリストの海野幹雄と共に出席。騒動の最中に本作の音楽録音が行われたことを明かした。

 東日本大震災の津波によって愛する家族、自宅を奪われ絶望のふちに沈みながらも、震災後の世界を生き抜く姉妹の姿を詩情豊かなサイレント映像で描いた本作。『おくりびと』などにも参加した海野が、「監督から音楽を頼まれたんですが、一人だと心配なので誰かに手伝ってもらおうと。新垣さんは頼んだら何でもやってくれる人ですからね」と騒動を思わせるコメントを発すると、会場は大笑い。

 「僕は撮りたい映画だけを撮るんでお金がない。この映画も途中でマイクが壊れちゃって、サイレントで撮ることになった。そこに音楽を入れなければと思い、ノーギャラで海野さんたちにお願いした」と冗談とも本気ともとれるようなコメントで会場を驚かせた坂口香津美監督。

 新垣は「最初はうそだろと思いましたよね」と笑うが、「映画のテーマが震災。僕は被災地でボランティア活動をしたこともあって、内容にも共感できた」と引き受けることに。さらに「映画音楽を録音したときは騒動の最中でした」と明かし、「その先の展望は全く見えない状況でしたが、そんな中で録音の機会をいただいて救われる思いでした」と振り返った。

 騒動後、世間の注目を浴びることになった新垣。「今は鼻毛が出てなくて、こぎれいになった。前は着ている服もよれよれだったし」と笑いながら切り出した海野は、「周りの人から(新垣は)あっちの世界に行ってしまったと言われて心配になっていました。でも実際に話してみると彼の本質は変わらないですね。ただ彼はボーッとする時間から音楽が作られるんだと言っていて。そういうゆったりとした時間がなくなるのは心配です。休むようにしてください」と新垣をねぎらう。

 さらにこの日の会見では海野と新垣が音楽ユニットを結成することも発表された。ユニット名は未定だが、「世の中の人がどう思っているのかわかりませんが、彼は今、騒動から自分を立て直そうとしています。僕は彼が音楽家としての道に戻る手助けをしたい」と語る海野に、新垣も笑顔でうなずいていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『シロナガスクジラに捧げるバレエ』は9月19日よりユーロスペースほか全国順次公開


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