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トム・ハーディ、監督を説得し一人二役を勝ち取る「ロニーをやらせてくれるならレジーをやってやる」【第40回トロント国際映画祭】

トム・ハーディ、監督を説得し一人二役を勝ち取る「ロニーをやらせてくれるならレジーをやってやる」
ディナー中に攻防を繰り広げたというブライアン・ヘルゲランド監督とトム・ハーディ - WireImage / Getty for TIFF

 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディが現地時間13日、第40回トロント国際映画祭で行われた主演映画『レジェンド(原題) / Legend』の会見に出席。1950年代~1960年代のロンドンの裏社会を牛耳った双子のギャング、ロニー・クレイとレジー・クレイを一人二役で演じることになった経緯を明かした。

 『L.A.コンフィデンシャル』で第70回アカデミー賞脚色賞に輝いたブライアン・ヘルゲランドが監督・脚本を務め、凶暴なソシオパスだがどこかおかしいロニーと、スマートでチャーミングだがどこか恐ろしいレジーという顔は同じでも個性の違う双子が裏社会で力をつけ、そして破滅していくさまを描いたクライムドラマ。ヘルゲランド監督はもともとレジー一人を主役と考え、『ウォーリアー』で見初めたトムに脚本を送ったという。

 「トムとディナーをしたら、彼はロニーに魅力を感じていた。僕はレジーを演じてほしかったんだよ。ディナー中、攻防が続いた」と振り返ったヘルゲランド監督。ディナーの最後にトムから「もしロニーをやらせてくれるなら、レジーをやってやる」と言われたといい、互いの希望を満たす形でトムがロニーとレジーの一人二役を務めることが決まった。

トム・ハーディ
左がロニーで右がレジー - 映画『レジェンド(原題)』より - Courtesy of TIFF

 ヘルゲランド監督の言葉に笑顔で合いの手を入れていたトムは「俺は最初から二人とも演じたかった。バラバラに考えることなんてできなかったんだ」と前置きした上で、「でももし一人を選ばなきゃいけないなら、ロニーだ。彼はより演じられる幅が広いから」と役者としてロニー役に惹(ひ)かれた理由を説明した。

 トムはクレイ兄弟の写真やルポタージュを使って役づくりをしたといい、「ロニーはリジーよりちょっと大きい。ちょっと太っているように見せたかった」と服を二重に着て厚底の靴を履いた。「実際リジーは俺の歯なんだ。(イーっと下の歯を見せる)ガタガタなの。だからそれはそのままでOKで、ロニーの富士額、折れた鼻とか、メガネやコスチュームだけじゃなくてメイクアップでも差を出した」とちょっとした見た目から双子に個性を付けた。

 双子のシーンの撮影は基本的にそのシーンのメインとなる方から撮り、トムは事前のリハーサルで録音した音声を聞きながら演じたほか、相手役を務めたら右に出るものはいない、という俳優のスケジュールがすでに埋まっていたため、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でトムのスタントマンを務めたジェイコブ・トムリが参加することになったという。「彼は明らかに俺よりマッドマックスで、クレイ兄弟だよ。参加前日に6時間の演技トレーニングを受け、双子の両方を演じるという、俺が俳優として今までやった中で技術的に最も大変なチャレンジをやることになった。スクリーンには映らないんだけどね」と笑ってジェイコブに感謝の言葉を贈っていた。(編集部・市川遥)

第40回トロント国際映画祭は現地時間20日まで開催


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