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オスカー有力候補登場、新作『スティーブ・ジョブズ』とは?

オスカー有力候補登場、新作『スティーブ・ジョブズ』とは?
(左から)ダニー・ボイル監督&マイケル・ファスベンダー&アーロン・ソーキン

 ニューヨーク映画祭(53rd N.Y.F.F.)で、話題作『スティーブ・ジョブズ(原題) / Steve Jobs』について、ダニー・ボイル監督、脚本家アーロン・ソーキン、主演マイケル・ファスベンダーが語った。

 本作は、アップル社の共同設立者スティーブ・ジョブズさん(ファスベンダー)が手掛けた3種類の製品の発表に至るまでの過程を、元マーケティング主任ジョアンナ・ホフマン(ケイト・ウィンスレット)、アップル社の共同設立者スティーブ・ウォズニアック(セス・ローゲン)、元アップル社CEOジョン・スカリー(ジェフ・ダニエルズ)らとの意見のぶつかり合いも含めて描いた作品。ウォルター・アイザックソンの伝記本をもとに映画化した。

 原作を脚色するうえで「ウォルターの伝記本は何度も読んだが、最初から伝記映画を作る気はなかった。典型的な『生まれてから死ぬまで』みたいな構成で、その人生の過程の中で、重要な箇所を選んで描くような、観客にもなじみ深い描き方はしたくなかった。今作は、極度に狭い部屋で描かれるシーン、当時の取材状況、さらに製品の製作発表に至るまでの裏側などを中心に描いた」とソーキンが説明した。

 ジョブズさんについて、ファスベンダーは「(撮影前は)正直、自分はあまりテクノロジーに興味を持っていなくて、彼のことは当然知っていたが、それほど詳しくなかった。だが、ジョンアナ・ホフマン、スティーブ・ウォズニアック、ジョン・スカリーなど、彼の周りで働いていた人たちに会い、彼がいかにこれらの人たちに、亡くなった後も印象を植え付けていたかを知って、一気に彼に惹き付けられた。ジョブズとの人間関係はすごく難しいもので、彼らに悲しみも残したが、彼らの中にジョブズに対する愛が感じられた。その愛をもとに僕は演じていた」と振り返った。

 今作を手掛けるうえでボイルは「アップル社の製品発表に至るまでの裏側を描くことで、その水面下での人間模様を描くというアーロンのアイデアが良かった。だから、最初にスタッフやキャストに伝えたのは、今作は実在の人物に似た俳優をキャストしたわけではないし、実在の人物の話し方や身振りを真似ることもない、ということだった。歴史上の重要な人物としてシェイクスピアの舞台劇のように、ジョブズと彼の周りの人間関係を描いたんだ」と語った。

 映画は、妥協を許さぬスティーブ・ジョブズさんと、彼に人間的価値観を訴えながら共に働くスタッフを描いた究極の人間ドラマ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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