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ブラッド・バード監督がデビュー作『アイアン・ジャイアント』を振り返る

ブラッド・バード監督がデビュー作『アイアン・ジャイアント』を振り返る
ブラッド・バード監督

 映画『Mr.インクレディブル』のブラッド・バード監督が、1999年に製作したアニメ映画『アイアン・ジャイアント』のブルーレイディスク版の発売を記念して、当時の製作過程を振り返った。

 同作は、1957年のアメリカ、メイン州の小さな町を舞台に、少年ホーガースと、宇宙からやってきた巨大ロボットのアイアン・ジャイアントの友情を描いた感動作。

 同作は今年の9月30日と10月4日に米国の劇場で、新たに2つの追加シーンを含めた「シグネチャー・エディション」が公開されたが、ブラッド自身も映画館に足を運んだそうだ。「実際に一般の観客と共に映画を鑑賞してみて、とても楽しむことができた。1999年に上映されたときと比べ、観客の収容人数が多かったことが良かった(笑)! 時が経過して、人々の間に受け入れられたことは、すごくうれしいことだ」と感謝した。

 いつ頃から映画監督になりたかったのか、との質問に「僕が絵を描き始めたのは3歳の頃だった。他の3歳児と違っていたのは、僕は絵一枚一枚をつなげたシリーズとして描いていたことだ。よく考えてみれば、その頃から僕はもう映画をやろうとしていたと思う。もちろん、自分自身は気づいていなかったけれどね」と笑顔で答えた。

 テッド・ヒューズが執筆した原作「アイアン・マン−鉄の巨人」は最初にミュージカル化され、後にアニメ映画化された。「1980年代後半以降のディズニー・アニメ作品の成功で、多くのスタジオがそれぞれアニメ部門を設け、ほとんどのスタジオはディズニーのやり方をまねた。その一つがミュージカルで、多くのスタジオは、なじみのある童話を基にミュージカルを手掛けたが、原作『アイアン・マン−鉄の巨人』を基にした、(The Whoの)ピート・タウンゼントが手掛けたロック調のミュージカルは別物だった。当時僕はテッド・ターナーの会社で働いていたが、その時に会社がワーナーに買収されたんだ。まだ契約が残っていた僕のもとに、ワーナーは幾つかのプロジェクト企画を持ち込んできて、そのうちの1つが『アイアン・マン−鉄の巨人』の映画化だった」と明かした。

 本作は、製作から15年以上経過しながら、今でも色あせることのない輝きを放っている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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