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佐々木希が継承したい“母の味”とは?

佐々木希が継承したい“母の味”とは?
事務所の先輩後輩でもある中村倫也と佐々木希 - 写真:高野広美

 映画『星ガ丘ワンダーランド』で、風邪をひいた主人公の温人をりんごスープで癒やす七海役の佐々木希が、素朴で温かいりんごスープは幼い頃から身近にあった“母の味”だと述懐した。

 過去の遺物と化した遊園地=星ガ丘ワンダーランドの繁栄と衰退を背景に、20年前に突然母親を失った兄弟と、その女性を母親として迎えた姉弟の葛藤や交流を、母親の死の謎に絡ませた今作。温人役の中村倫也、七海役の佐々木希のほか、脇を固める新井浩文、菅田将暉、杏、市原隼人ら、豪華キャストも話題のヒューマンミステリーだ。

 温人にとって七海は、母親をめぐる因縁のライバル的存在。その二人がほんの少し距離を縮めるきっかけとなるのが、風邪をひいた温人のために七海がつくる、共通の“母の味”りんごスープだ。秋田県出身の佐々木にとっても、りんごスープは幼い頃から身近にあった。「素朴だけど温かい、母親の味。風邪をひいたときに、母親がつくってくれました」。ただし七海と違ってつくったことは皆無で、「面倒だから、やっぱりつくってもらいたいですよね」と茶目っ気たっぷりに笑いつつ、「いつか母親になったら、つくってあげたいと思います」と母の味の継承を宣言した。

 一方、東京都出身の中村にはりんごスープを飲む習慣はなく、撮影前まで未知の味。「めちゃくちゃおいしかったです」と初のりんごスープ体験を振り返り、「あのシーンでは、本番まで一口も飲まないようにしていたんです。飲んだ瞬間に広がる味と、香りから引き出される思い出を瞬間として捉えられるのは1回きりだなと思って。香りとか味覚の、五感(の印象)というのは本当に強いなと思いましたね」と、大ヒットドラマ「下町ロケット」などで注目を浴びる若手実力派らしい役づくりを明かした。(取材・文:柴田メグミ)

映画『星ガ丘ワンダーランド』は全国公開中


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