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坂本龍一、『レヴェナント』監督に感服「音のセンスがむちゃくちゃいい」

坂本龍一、『レヴェナント』監督に感服「音のセンスがむちゃくちゃいい」
登壇した坂本龍一

 音楽家の坂本龍一が7日、都内で行われた『レヴェナント:蘇えりし者』特別試写会に出席、アカデミー賞監督賞を2年連続で受賞した本作のアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督のことを「音に対するセンスがむちゃくちゃいいんです」と褒めたたえた。また、自身が手がけた本作のメインテーマ曲などをピアノで生演奏した。

 レオナルド・ディカプリオと『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などのイニャリトゥ監督がタッグを組んだ本作で音楽を担当した坂本。オファーは突然やってきたといい、監督の右腕と呼ばれるスタッフから突然ロサンゼルスに来るよう言われたことを笑顔で述懐。「(監督と)数時間一緒にいて、いろんな音楽を聴いて、そのときに構想を聞いたり、僕からアイデアを述べたり……」と切り出すと「その時、映画を初めて観たんです。コンピューターで作るものはまだ入っていないラフなものですが、その映像を観て圧倒されました。これはすごいって」と本作に魅せられたという。

 監督には絶大な信頼を寄せており、「たくさんいる映画監督の中でも特に音に対するセンスがむちゃくちゃいいんです」と述べると、「耳がいい。驚くほど精度の高い耳でああだこうだって言ってくれるので、やる方は大変。要求も細かい」と苦笑い。「6ヶ月くらい関わっていて、いろいろ言われて参りました。監督になる前はメキシコでラジオDJだったみたいで、音楽もよく知っているし、感性も鋭い。大変ではあるけど、友達としては本当に面白い人です」とその人柄を紹介した。

 「またオファーが来たら受けますか?」と問われると、「もう来ないと思いますけどね」と謙遜しつつ、「また依頼してくれたら喜んでやります。こんな力のある人が、一作一作次の作品に挑戦するんですからいろいろと興味深いです」と答える坂本。

 2014年7月から中咽頭がん治療のため活動を休止していた坂本は、近々自身のプロジェクトの一環として「健康」をテーマにしたイベントも行うといい、「2年前に病気になりましたが、おかげさまで治って、こんなにハードな仕事ができるようになりました」とがん克服後の健康をアピール。「音楽というのは健康じゃないと楽しめないんです。健康と音楽はとても大切な結びつきがあるんです。今は免疫力をあげなきゃって。笑いも大事ですね」と満面の笑みで話していた。

 この日坂本は、劇中の風景が巨大スクリーンに映し出される中、本作のメインテーマ曲などをピアノで生演奏したが、ピアノの椅子に座る前におちゃらけてピアノを覗き込み、頭をぶつけるという愛らしい一面も見せていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開


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