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渡辺謙、苦言「この国はどうなっていくんだ」

渡辺謙、苦言「この国はどうなっていくんだ」
日本の未来を気に病む渡辺謙

 俳優の渡辺謙が13日、都内で行われた第7回「岩谷時子賞」授賞式に出席し、日本人が政治家や芸能人のスキャンダルネタで大騒ぎしている現状を嘆いた。

 日本の音楽や芸術の明日を担う人材や、その向上と発展に功労のあった人物、団体に授与される本賞。国内外の映画、ドラマ、舞台に出演し、日本が誇る名優として活躍する渡辺は、中でもブロードウェイミュージカル「王様と私」に出演し、日本人俳優として初めて「第69回トニー賞」のミュージカル部門・主演男優賞にノミネートされたことが高く評価されての受賞となった。

 プレゼンターを務める女優の竹下景子より盾を受け取った渡辺は、この日、第70回トニー賞の授賞式が行われていることから、「去年の今頃、ブロードウェイの仲間として受け入れられたな……と思った1日でした」と振り返りつつ、「同じ日に、日本のエンターテインメントの礎を築かれた岩谷さんの賞をいただけることは、自分の国のエンターテインメントの世界で認めていただけた、ほめていただけた、そんな嬉しい気持ちでいっぱいです」と笑顔で喜びを伝えた。

 しかし囲み取材では、「政治家の領収書や不倫の情報ばかりが錯綜しているこの国はどうなっていくんだろうっていうね……」と、東京都知事の政治資金私的流用疑惑や、相次ぐ芸能人の不倫騒動に対して騒ぐ日本の現状に辟易とした表情を浮かべると、「そのことに僕が言及するというよりも、もっと豊かなことに目を向けませんかという感じ」と胸中を語る渡辺。

 同席した映画字幕翻訳家の戸田奈津子と舞台裏で「最近の映画はどうなってるんだ」と話していたことも明かすと、「文化をちゃんと作っていこうという(このような)賞を糧にして、演劇や映画など文化の担い手として、深い人間的なドラマを伝えていくような作品を作っていかないと、この国は相当まずいぞ」と日本を危惧すると共に自身を鼓舞する姿も見せた。(取材/錦怜那)

第7回「岩谷時子賞」受賞者は以下の通り

奨励賞:新妻聖子(女優・歌手)
特別賞:戸田奈津子(映画字幕翻訳家)
岩谷時子賞:渡辺謙(俳優)

岩谷時子 Foundation for Youth

井上朋実(クラリネット奏者)
吉田南(桐朋女子高等学校音楽家3年)


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