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三浦大輔監督、女を狂わせる池松壮亮を分析(1/2)

三浦大輔監督、女を狂わせる池松壮亮を分析
『裏切りの街』では15歳年上の人妻と恋に落ちるフリーター青年役で魅了する池松壮亮 - (C) BeeTV

 俳優・池松壮亮と三浦大輔監督が3度目のタッグを組んだdTVオリジナルドラマを映画化した『裏切りの街』が、東京・新宿武蔵野館で封切られた。2016年も『デスノート Light up the NEW world』(上映中)など出演作が相次ぐ池松だが、三浦監督は「池松君はダメ男を演じる事が多いと思うけど、今回の役はその中でもすごく軽くて薄っぺらさ全開(笑)」と、最強のダメんずに太鼓判を押した。

 池松はこれまで、映画『上京ものがたり』(2013)ではヒロインのヒモ、『紙の月』(2014)では銀行に勤める人妻を横領行為に走らせる若いツバメ役とスクリーンで女性の人生を狂わせてきた。本作で演じるのも出会い系サイトで知り合った専業主婦・智子(寺島しのぶ)と禁断の関係に陥るフリーター・裕一。しかも裕一は仕事が長続きせず、同棲中の彼女から小遣いをもらって暮らしている分際。世の女性から、女性に甘えるのにも程があるという叱責の声が聞こえてきそうだ。

三浦大輔
池松壮亮の魅力を語る三浦大輔監督

 「池松君は出てくるだけで『何か起こりそう』という重い役が多いという印象があります。それはそれで好きなのですが、もっと違う池松君も見たいなと思って。そこで撮影前に話し合い、足が地に着いてない宙ぶらりんな感じを出して欲しいとお願いしました。彼はコメディーセンスもあって、今回はそれを生かしつつ、ダメだけど憎めない人間を演じてくれました。そのさじ加減や、作品で自分が求められていることを把握する能力はいつも凄いなと思います」。

 池松は三浦監督の戯曲を映像化した『愛の渦』(2014)で、乱交パーティーに参加するニートを演じた。本作が初の大役だった新人・門脇麦をサポートしつつ、激しい濡れ場だらけの現場を乗り切った。三浦監督から全幅の信頼を得た池松は、続いて三浦監督が作・演出を手掛けた舞台「母に欲す」(2014)に出演。取っ組み合いのケンカシーンもある家族の愛憎劇で、池松は体中にあざを作りながら熱演して三浦監督の期待に応えた。

 「池松君とは3回組んでいますけど、それぞれ違う課題を出して演じてもらっています。毎回、同じ役どころでは面白くない。寺島さんとも舞台『禁断の裸体 -Toda Nudez Sera Castigada-』(2015)でご一緒しているのですが、今回のようなチャーミングだけどちょっと大人気ないくらいのダメな女性を演じるのも珍しいのでは? 池松君と寺島さんが(ダメとチャーミングの)絶妙なラインで演じているので気付かないと思いますが、確かな演技力と表現力がないと成立しないような役に挑んでくださったと思っています」。


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