シネマトゥデイ

シネマトゥデイ
.

杉咲花『無限の住人』ヒロイン役で見せた器の大きさ

杉咲花『無限の住人』ヒロイン役で見せた器の大きさ
「あの子ならできる」と三池崇史監督に太鼓判を押されたヒロイン凜役の杉咲花 - (C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会

 今年一段と飛躍した女優に杉咲花の名が挙げられる。NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で高畑充希演じる主人公・常子の妹を好演し、宮沢りえと母娘にふんした映画『湯を沸かすほどの熱い愛』では先日、第41回報知映画賞助演女優賞を見事手中に収めたばかり。19歳ながら観客を引き込む演技力が高く評価されており、来年4月29日公開の映画『無限の住人』では、主演・木村拓哉の相手役に抜てきされた。木村と並んで芝居をしても遜色のないヒロイン・凜は製作陣が最も重要視した役だが、すでに杉咲を認識していた三池崇史監督から「あの子ならできる」と太鼓判を押され、キャスティングが実現。初めての三池作品で木村というスターと共演する杉咲にプレッシャーはないのだろうか? 今年1月8、9日に報道陣に公開された京都の撮影現場で杉咲が口にしたのは「負けたくない」という意外な言葉だった。

 映画『無限の住人』は、不死身の剣士・万次(木村)が両親を殺された少女・凜の復讐(ふくしゅう)を手伝い、壮絶な戦いに身を投じる姿を描いた、沙村広明の同名人気コミックの実写化。凜役の杉咲は、毛先に輪のついた原作独特の髪型を再現し、悲しみを背負いながら強さとはかなさを同居させたようなたたずまいで撮影に臨んでいた。

 凜を演じるにあたり事前に原作漫画を読み、準備したのは「凜が描いてあるページで、自分が大事にしたいと思った表情を印刷したり、繰り返し見たこと」。「不安」が「一番邪魔になる」と思ったという杉咲は、まるで自分の体内に取り込むかのように原作の凜を吸収し、不安から自分を解放していった。「ヒロインだからとか、誰かの相手役だからとか、三池監督だからとか、そういうことに対しての不安や緊張はなく、凜の背負っている過去をどうやって自分の中で大事にできるかというところが一番不安で」。女優としての器の大きさが表れた発言の後、「ずっと万次さんと対峙してやらせていただいているので、初めて会うシーンの時から、万次さんを信じることを大事にしていました」と木村への信頼をのぞかせながら、凜役へのアプローチを明かした。

無限の住人
負けたくないと語った杉咲と、三池監督

 原作をリスペクトする気持ちを三池監督からたくさん伝えられていたという杉咲。そのことでより一層現場が楽しくなったそう。「毎日すごい日々です。現場に立った途端に不安が解消するというか。それぐらい説得力のある現場で、スタッフの皆さん、キャストの皆さんが本当にすごいから負けたくないって思うし、その姿を見ているだけでなんか悔しくなる」と負けず嫌いな一面と向上心の強さも見せた。高いモチベーションで女優業に真摯(しんし)に取り組む杉咲の今後は計り知れない。(編集部・小松芙未)


【関連情報】

楽天市場

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク
  1. 記事
  2. 2016年
  3. 12月
  4. 21日
  5. 杉咲花『無限の住人』ヒロイン役で見せた器の大きさ