高良健吾が裸で抱き寄せる…大人の色香漂わせる映画『月と雷』
「八日目の蝉」「紙の月」などの直木賞作家・角田光代の同名小説を映画化する『月と雷』のポスタービジュアルが公開され、高良健吾がヒロインを演じる初音映莉子を上半身裸で抱き寄せる、大人の色香漂うショットが披露された。
【画像】汚しメイクで母親役に挑戦している草刈民代にもビックリ……
初音と高良が主演を務める本作は、“普通”の人間関係を築けない大人たちがその意味を探し続ける切なさを映し出す人間ドラマ。可もなく不可もない婚約者と結婚の準備を進めていた泰子(初音)の前に、突然現れた無邪気な笑顔を浮かべる男・智(高良)。泰子にとって智は、泰子の父が愛人として連れてきた女の息子。短い期間だが共に暮らしたことがある彼に、泰子は家族へのそれに似た不思議な親近感を感じるようになる。
「普通の家庭とは?」「まっとうな人生とは?」と自問自答しつつも、「自分の人生に欠けた何か」を探しながら彷徨う主人公たちだが、彼らの“普通”はやはりどこか違うのかもしれない。冷たさを感じるまなざしを見せる初音演じる泰子に対し、安心したように目を閉じ体を寄せる高良ふんする智の二人が写るポスタービジュアルは、その雰囲気を捉えた一枚になっている。
監督を『海を感じる時』『僕は妹に恋をする』の安藤尋が、脚本を『人のセックスを笑うな』などの本調有香が担当する本作。自由奔放のようで深い孤独を抱える智の母親・直子役は、『Shall We ダンス?』『終の信託』の草刈民代が熱演している。(編集部・井本早紀)
映画『月と雷』は10月7日よりテアトル新宿ほか全国順次公開