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『アリエッティ』に先駆けて、ついに『トイ・ストーリー3』が100億円突破!!『ハナミズキ』もV2!!

映画週末興行成績

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話題の向井理が出演!!
話題の向井理が出演!!

 8月も最終週を迎え、子どもたちの夏休みもそろそろ終わろうとしている。宿題が忙しくて映画どころではないという子どもたちもいたかもしれないが、映画館は相変わらずの大盛況。良作がそろったことと同時に猛暑となったことも追い風になり、前年を上回る動員となった映画館が続出している。そんな中、トップテンの顔ぶれは先週とほとんど変わらず、全体的に子ども向けの作品が好調だった今週のランキングだった。
 
 強力な新作の公開が少なかったこともあり、今週は映画『ハナミズキ』が2週連続で首位を獲得。週末成績の動員前週比は80%と好調で、公開9日間の累計成績は101万157人、興収は12億8,314万1,110円で早くも動員100万人、興収10億円というヒットの壁を突破している。やはり「映画とはスターを観るもの」という言葉の通り、新垣結衣生田斗真向井理らの若手俳優を目当てに映画館に向かう人たちも多かったと思われる。また、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』など、TBS製作の純愛映画は強いというジンクスもバッチリ当てはまっているようだ。25日には、新垣結衣が千葉・君津市民文化ホールでライブのリハーサル中だった歌手の一青窈を表敬訪問し、主題歌の「ハナミズキ」の生歌をプレゼントされ、涙を流したというニュースも話題となった。

映画『ハナミズキ』場面写真

 2位は映画『借りぐらしのアリエッティ』が同順位をキープ。土日動員の前週比が88%で、7週目を迎えた累計成績は動員665万4,168人、興収80億3,386万1,170円を突破し、興収100億円突破に着々と近づきつつある。そして3位映画『トイ・ストーリー3』も同順位をキープ。動員前週比が興収92%と8週目に入っても依然として好調。累計興収は99億8,250万4,150円で動員は684万9,264人となり、さらに翌30日には100億5,676万9,750円、動員は690万988人に達し、映画『アバター』『アリス・イン・ワンダーランド』に続き、本年度3本目の100億円突破作品となった。この3本に共通しているのが、3D作品で特別料金が加算されていること。昨年度は100億円を突破する作品が一本もなかったことを考えると、3Dのアドバンテージというのは大きかったと言えるだろう。もちろん作品の評価が高く、口コミが広がったということも大きな要因になったことは間違いない。

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 そして4位には映画『ベスト・キッド』が2ランクアップ。上映館比率としては吹替え版が多い本作だが、「字幕でも観たい!」との要望があり、新たに字幕版上映館を4館増加。ファミリーのみならず、オリジナル版を知っている世代にも訴求しており、動員前週比は85%。4週目にして興収10億円を突破している。そして5位は映画『劇場版メタルファイト ベイブレードVS太陽 ~灼熱の侵略者ソルブレイズ~』が同順位をキープ。6位は映画『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』が2ランクダウン。7位は映画『劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク』が2ランクアップ。動員が372万6,834人、興収が38億6,947万6,089円と、前週比では動員が93%、興収が94.1%とほぼ落ちのない成績で好調を持続。夏休み最後の土日ということで、多くの子どもたちが映画館に来場したことがうかがえる。

 そして8位は映画『仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ』が1ランクダウン。そして先週は大きくランキングを落としてしまった映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』だが、今週はワンランクアップで9位。累計動員が536万4,137人、興収が68億8,110万5,500円。動員の前週比は86%で、興収70億円も間近となっている。本作の本広克行監督の著書「踊る監督日記」の発売記念トークショーが行われ、主演の織田裕二の結婚についてコメントしたことも話題となった。そして10位は、公開6週目の映画『インセプション』が2ランクダウンという結果になった。

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 今週末の公開作品で注目はやはり映画『BECK』だろう。水嶋ヒロ佐藤健桐谷健太中村蒼といった若手俳優が集まったほか、テレビドラマ「ゲゲゲの女房」が高視聴率を記録し、出演する映画『ハナミズキ』もヒット中の向井理も出演しているだけに、どのような結果が出るか興味深い。そしてもう一本、大竹しのぶ宮崎あおい共演となる『オカンの嫁入り』にも注目したい。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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