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今週のクローズアップ 松田龍平

 週末に公開される話題の映画の中から、気になる人物をご紹介します。今週は、8月26日から公開の『46億年の恋』に主演する松田龍平をクローズアップします! デビュー当時は、「俳優の道には進むつもりはない」と言っていた彼も、いまや日本映画界にはなくてはならない存在になりました。TVへの露出は控え、映画俳優として突き進む松田龍平に迫ります。
松田家のヒトビト
 

 松田龍平は1983年、故・松田優作と松田美由紀の長男として生まれました。物心もつかないうちから、繰り返し言われたであろう「松田優作の息子」という言葉。彼が6歳のころに他界した松田優作は、カリスマ的な俳優でした。役のためなら、減量もするし歯も抜く、はたまた足を5cm切ろうかと思った……など、トンデもない伝説が多い松田優作。そんなDNAを受け継ぐ松田龍平。デビュー作『御法度』公開後、自分の演技について「パーフェクトじゃなかった。役者になり切れていない。もう1回撮り直したい!」なんてことを、16歳で語っちゃっています。


 父親については「超怖い人だった。子どもだった僕を父は“男”として見ていました。厳しいなんてモンじゃなく、自転車ごと投げられたこともある(笑)」と語っています。映画さながらの迫力……恐るべし松田優作。そんなふうに、“男”として育てられたからこそ、今の彼があるのかもしれません。常にポーカーフェイスで、自分を客観的に見る目を持っている、サッカー選手を夢見た少年は、現在、両親と同じ役者の道を歩んでいます。


 そして、両親、龍平に続き、2歳下の弟の松田翔太も2005年から役者の道を歩き出しました。龍平いわく「弟はライバルというより、自分を前向きにさせてくれる存在」なのだそう。いつか親子共演、兄弟共演……なんて日も近いかもしれませんね!

 
「人前では涙は見せません」
ただモノではない、新人登場
 

 両親が俳優にもかかわらず、芸能界にまったく興味のなかった龍平。そんな彼を待ち続け、13年ぶりにメガホンを取った大島渚監督の目に狂いはなかった! 龍平のデビュー作『御法度』。ちなみに、彼は“世界の大島”を知らなかったという……。


 龍平演じる魔性の美少年、加納惣三郎に惑わされ、男色魂が湧き上がる新撰組の隊士。鼻の下が伸びっぱなしの近藤勇に、嫉妬に狂い、殺人まで犯す隊士たち。そんな加納のように、撮影現場でも周りをもてあそぶ(?) 、“ただ者ではない”新人ぶりを発揮していたようです。


 浅野忠信との濡れ場シーンの撮影前日、龍平に「演技中、太ももだけは絶対に触らないで」と言われた浅野は、それに注意を払いながら演技をしたという……すると龍平から「何で僕に触れないの? 僕のこと嫌いなの?」と問い詰められ、困ったそうな。おいおーい! あなたが触るなって言ったんでしょーが!

 大島監督は「あいつは予想以上の役者だよ。普通じゃない。将来、嫁になるやつは大変だな(笑)」と鬼才監督をもうならせたのでした。この映画で新人賞を総ナメにし、「父親は尊敬しているが、自分は『松田優作の息子』としてではなく、松田龍平として見て欲しい」と本格的に役者を目指した龍平なのでした。

 
「大島監督ってスゴイ人だったんですね」
監督・役者、“男”がほれる松田龍平

 2作目『死びとの恋わずらい』で初キスシーンを経験し、『昭和歌謡大全集』では、歌声を披露。クールでミステリアスでシリアスキャラが多かった松田は、松尾スズキ監督『恋の門』では三枚目の役に挑戦。出演作は最終的に自分で決めるという彼。そして、今まで彼と仕事をしてきたスタッフやキャストは、みんな、龍平を大絶賛!


 映画では、田口トモロヲや浅野忠信、安藤政信といった男性に愛し愛され役の松田だが、大島渚監督をはじめ、三池崇史監督や『青い春』の原作者である松本大洋や豊田利晃監督、『恋愛寫眞 Collage of Our Life』の堤幸彦監督、カメラマンなどが口をそろえて「彼は100年に1人の逸材だ!」「カメラのファインダーをのぞくと、龍平の表情、立ち姿がパーフェクト。文句のつけようがない!」と絶賛。


 龍平自身は、特別、何かを意識をしてカメラの前にいるわけではないのかも。見た目の妖艶さ、カッコ良さだけでなく、“意図していることを言葉で伝えなくても、テレパシーで感じとってくれる俳優”……それが女子だけでなく、映画職人たちにも愛される理由なのでしょう。

「なんだか照れるなぁ」
松田×安藤×三池=激しさと美しさ全開!

 8月26日から公開される三池崇史監督の最新作『46億年の恋』では、日本映画界の美しき男、松田龍平と安藤政信がダブル主演する。少年院で香月(安藤)と有吉淳(松田)のプラトニックな愛の物語。


 三池監督とは『IZO』『恋の門』と舞台「夜叉ヶ池」で仕事をし、安藤政信とは『昭和歌謡大全集』『ギミー・ヘヴン』『悪魔探偵』(2007年陽春公開)で共演してきた。安藤にとって、龍平は数少ない俳優友達の1人だそうです。


 「松田、安藤、どちらかを女優が演じていたら成立しない話」と語る龍平。男同士だからこそ、まじりっけのない“その人が好き”“その人のものになりたい”という気持ちを表わせると言う。8年間の役者人生で自分を見失いかけていたという龍平が初心に戻って挑んだ『46億年の恋』。それを目の当たりにした三池監督は「あなたの両親はスペシャル。その子はやっぱりスペシャルだった!」と語っています。一流の人たちが絶賛する松田龍平の魅力を女子も男子も劇場で体感してみて下さい!

「新たな龍平を観て下さい」
(C) 2006「46億年の恋」パートナーズ
文・構成:シネマトゥデイ編集部

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