中島美嘉×宮崎あおい『NANA』初のデジタル版リバイバル上映
中島美嘉と宮崎あおい（※崎＝たつさき）が共演した2005年の大ヒット映画『NANA』が、7月11日より渋谷ホワイトシネクイントで初のデジタル版としてリバイバル上映されることが明らかになった。
2005年9月3日に公開された本作は、矢沢あいの同名コミックを原作に、同じ名前、同い年ながら対照的な二人の女性の恋と友情、夢と現実を描いた青春ストーリー。不幸な境遇で育ち、ビッグになることを夢見るパンクバンドのボーカル・ナナ（中島）と、普通の家庭で育って恋が最優先の奈々（宮崎）。正反対の性格に見える20歳の2人が同居生活を始め、さまざまな体験をしていく。
同作は公開当時、興行収入40.3億円の大ヒットを記録（数字は日本映画製作者連盟調べ）。音楽面も注目を浴び、中島が歌唱し、原作者の矢沢あいが作詞を、hydeが作曲した主題歌「GLAMOROUS SKY」のほか、劇中バンド「TRAPNEST」の歌姫レイラを演じた伊藤由奈が歌唱した挿入歌「ENDLESS STORY」も大ヒットし、社会現象に。翌年、続編が公開された。
映画公開20周年を迎える節目に、初のデジタルシネマパッケージ化作業を実施。DCP素材でのスクリーン投影となる。
共演者に成宮寛貴、平岡祐太、丸山智己、玉山鉄二、紗栄子、松田龍平ら。ブレイク前の松山ケンイチ、綾野剛らも出演していた。監督を、『avec mon mari アベックモンマリ』（1999）、『とらばいゆ』（2001）、ドラマ「たとえあなたを忘れても」（2023）などの大谷健太郎が務めた。（石川友里恵）