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『GODZILLA ゴジラ』特集:『GODZILLA ゴジラ』“ゴジラ大好き”ギャレス・エドワーズ監督公開後だから明かせる超マル秘裏話!

 ついに日本で劇場公開を迎え、続編の製作と続投が決まった『GODZILLA ゴジラ』ギャレス・エドワーズ監督が、目からうろこの超マル秘裏話を明かしました。これを聞いたら、もう一度劇場に足を運ぶ人が続出しそうです。

■オファーの裏話!

 ゴジラという世界的アイコンを映画化する企画で監督をオファーされたら……。もともとゴジラ好きだったエドワーズ監督には計り知れないほどの驚きと喜びがあったはず!

ゴジラ
ギャレス・エドワーズ監督

 「わたしはオファーが自分に来るとは予想していなかったんです。レジェンダリー・ピクチャーズとワーナー・ブラザース映画にこの計画があるということは聞いていたんですが、当然のことながらジェームズ・キャメロンさんやスティーヴン・スピルバーグさんといった非常にビッグな方たちが監督するのだろうと思っていました。わたしの前に300人くらい候補がいると。自分のところには回ってこないと思っていたらスタジオ側から『ちょっとミーティングがある』と呼び出しがあって、一般的にどういう映画が好きかとか、どういうものを監督したいかという話をしました。その後3か月音沙汰がなかったので、わたしには全くチャンスがないと忘れていたころに電話がかかってきて、『「GODZILLA ゴジラ」を監督してくれないか?』ってね」

ゴジラ
あそこにね……

 「まず、最初に『F』ワードを言ってしまいまして(笑)。そして座って冷静になって考えました。俳優さんたちもゴジラの出演オファーには、最初はワッと喜ぶのですが、その後に躊躇(ちゅうちょ)するんです。子供向けの変な安っぽい映画になってしまう可能性も十分にあり得ると。でもわたしとしてはそういうものじゃなくて大人向けのシリアスでリアルな作品を作りたい。今回はスタジオ側も俳優さんたちもみんながそう思っていたので、全てが合致したという感じでした」

 「最近は、大作をインディペンデント系の若手フィルムメーカーに頼むという傾向があると思うんです。最初のスタジオ大作に生きるか死ぬかが懸かっていて、自分としてはこの後もキャリアが欲しいと思ったので、できるだけ最高の映画を作ろうと本当に頑張りました。今回はものすごいワンチャンスだったので、今までで一番働きました。結果的には今、興行収入も良いですし、他の仕事も決まったので、イギリス人としてはあんまり感情をあらわにしたくはないのですが(笑)、すごく喜んでいるところです」

■大抜てきをパワーに変える裏話!

 エドワーズ監督が長編を撮ったのは、過去にたった1作! そうです。タコのような怪獣が出てくる『モンスターズ/地球外生命体』です。低予算作品ながら、エドワーズ監督がハリウッドで一躍名をはせた話題作ではありますが、『GODZILLA ゴジラ』監督への大抜てきにプレッシャーはなかったのでしょうか?

ゴジラ
渡辺謙&エドワーズ監督

 「プレッシャーを全部消すことはできなかったですし、ずっと感じていました。でも、感じていたからこそ、より努力をするきっかけになりました。プレッシャーというのは非常に危なくて、リスクを冒さないように、あまりにも慎重になり過ぎることは良くない。やっぱり想像力やクリエイティビティーには、少し失敗をしてもいいという余裕がないといけない。そうじゃないと、いろいろなアイデアを実験できない。やはり実験や試行錯誤はいい方向に、ベストを出していく方法でもあります。わたしは、そんなに大作じゃない、世界中で公開されない、非常に私的なプロジェクトだというふうに思うようにしました。そして、最高にいい作品を作ろうという気持ちだけで作っていました。ですからわたしは、大看板が出たり、インタビューを受けたりと、今世界中で起こっていることに対して、自分のシステムの中でショックを受けていて、非常に奇妙な、不思議な数週間を過ごしています」

■制作前と後のギャップの裏話!

 映画を作る前のイメージが必ずしも完成作に反映されているとは限りません。ギャップはどのくらいあったのでしょうか?

ゴジラ
一番大事な問題だよ

 「この質問はこれまでわたしが受けてきたインタビューの中で初めてで、しかし、自分にとって一番大事な質問です。そして、まだ答えを出すことができていません。常に自分が直面することで、こういうものを作りたいというイメージや、非常に大きな野心を持っていても、時間的なことや現実的な問題で、少しずつ制御されてしまう……。監督はあまりこういうことを告白しないと思いますが、やっぱり、スタートは最も偉大な映画を作るぐらいの気持ちでいないといけない。『いい映画を作ろう』くらいに思っていると、途中の妥協などのいろいろな問題で、かなり悪いものができてしまうということになりがち。自分がイメージしていた『これが作りたい』というものと、最終的に出来上がった作品のギャップというのは、ある程度受け入れなくてはいけませんが、今回は初めてのスタジオ大作として、そんなにひどいギャップじゃないと思います。映画監督はもっと作品を良くしていこうという気持ちがないといけない。そうでなければ、辞めてしまうほうがマシだと思うくらいです」

■ゴジラをビジュアル化するまでの裏話!

 フルCGで作り上げられた新ゴジラ。実は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラム『猿の惑星』シリーズのシーザー役で知られるアンディ・サーキスがモーションキャプチャーの演技で関わっています!

ゴジラ
アンディ、ありがとう!

 「ポストプロダクションの段階で2~3週間アンディ・サーキスさんが参加してくださいました。アニメーターたちの参考にするために、モーションキャプチャーの演技をしていただいたんです。アニメーターたちとのコミュニケーションは、1日ぐらいかけてずっと直しを入れても、またダメ出しをするという、ものすごい時間がかかる作業なんです。それを短縮するためにアンディさんのように大変優れた俳優さんにゴジラの魂が見える部分、感情移入するところなどを演じていただきました。それをVFXの会社に持って行って、アンディさんのモーションキャプチャーを基にアニメーターたちがゴジラを制作していったんです」

ゴジラ
より人間的なゴジラに!

 「わたしたちは最初、ゴジラを動物的にしたいと思ったんですね。ですから、いろんな動物の映像を集めて、その動物的な動作や表情を研究しました。でも、ドキュメンタリーを観ていると、野生動物は何を考えているか全くわからないし、表現や表情がないので、だいたい映像にナレーションが付きますよね。動物ってストーリーテラーとしては良くないので、もうちょっと人間に近いものにしようということになりました。動物から離れてより人間的に、というときにアンディさんを呼んだわけなんです。本当にゴジラって驚くほどに共感できる、共鳴できる悲劇的な部分があると思うんです。やっぱり孤独な生物であって、最後の生き残りですから。破壊者みたいなところはありますけど、それは自ら選んでやっていることじゃなくて、本能的にやっていること。アンディさんがいてくれて、その大事な部分がうまく出せたと思います」

■超マル秘裏話!

 待ちに待った劇場公開から数日たちますが、公開後だからこそ明かせる裏話をエドワーズ監督が語りました! 「誰も聞いてくれなかったので、誰も書いていないことを一つ教えましょう」と口を開いたのです(感涙)。

ゴジラ
あなたは気付けるか、気付けないか……

 「わたしがとても誇りに思っていることなのですが、主人公は軍の人ですよね。本作ではアメリカ国防総省の協力を得ているのですが、主人公は劇中で銃・兵器を使っていないんです。手に持ってはいるけど、発射はしていない。発射した人はみんな死ぬ。発射しなかった人だけが生き残るんです。これって潜在的なものかもしれないけど、ものすごくいい教訓じゃないかと思っています。でも、誰も気付いていないかもしれない。みんな気付くと思ってやったのですが(笑)」

映画『GODZILLA ゴジラ』は公開中

映画『GODZILLA ゴジラ』オフィシャルサイト
映画『GODZILLA ゴジラ』作品情報

©2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC

(編集部・小松芙未)

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