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イケメン調査隊
イケメン調査隊:第80回『TOKYO TRIBE』大東駿介
インタビュー
『TOKYO TRIBE』大東駿介
「園子温とケンカするつもりでオーディションに臨みました」

Q:いまや若手俳優がこぞって出演を希望すると評判の園子温作品ですが、出演の経緯を教えていただけますか?
オーディションです。「TOKYO TRIBE」といえば、ファッション誌Boonに連載されていて、相当影響を受けました。その映画化を、ずっとお仕事したいと思っていた園さんがやるわけですから。「どうしてもオーディションを受けたい」と思い入れが強かったんです。3、4年前からでんでんさんやいろいろな方に「園さんと一緒に仕事がしたい」と話していたので、園さん自身の耳にも入っていたくらい。オーディションでは「やっぱり来たか」という感じでした(笑)。

Q:どのようなオーディションでしたか?
バトル映画ですから、園子温とケンカするつもりでオーディションに臨みました。そんなテンションだけに、今回の台本以外の言葉を発するのはやめようと思っていたんです。でも園さんが「おまえ、俺の作品が好きなんだって? どうせ俺が売れだした最近のことだろ?」と言うから、「なんでそんなこと言われなアカンねん」みたいに言い返しちゃったんですよ。そうしたら「もういい、おまえは合格」と(笑)。ただし「『TOKYO TRIBE』ではおまえにハマる役がないから、別の作品になるかも」とも言われましたね。

Q:ラップは歌わされませんでした?
歌っていません。そのときはまだ、ラップミュージカルという話はなかったと思います。たぶんオーディションで(海役のYOUNG)DAISくんを見つけて、「本物のラッパーを集めたら面白そうだ」となったんじゃないでしょうか。僕らは何も聞かされないままで、キャストを集めた最初の台本読みくらいのときに、「ラップをやるらしいぞ」みたいな話が出ていましたけど(笑)。

『TOKYO TRIBE』大東駿介
これが3代目・巌!

Q:シンヂュクHANDSの新ヘッド役に決まったときのお気持ちは?
自分と全然タイプが違うけど、大丈夫かなと。ただ今回のセリフにもあるんですけど、僕は“3代目・巌”。巌って、継承されていくみたいです(笑)。体重を10キロくらい上げたりしながら、気持ちをつくっていきました。

Q:ほかにはどのような準備をされましたか?
ラップをずっと聞いていましたね。シンヂュクのリリックは、実際に新宿を拠点に活動しているラッパーで、HANDSのメンバーとして出演もしているMC漢さんやMEGA Gさんが書いたもので、完成したのが現場だったんです。言葉で闘ってきた人たちだから、「本番で監督をビックリさせてやろう」みたいな気持ちだったのかもしれない。早めに教えてくれないかなって思いながらも(笑)、そのライブ感が面白かったです。1カット1カット終わるごとにみんなが拍手する現場は、新鮮でしたね。カッコよかったし、自分の内側をぶつける感じが楽しかったです。

Q:戦車にも乗られていますよね。
本物の戦車を走らせたんです。所有者の社長さんの倉庫をお借りして撮影しました。現代劇で戦車に乗る機会はなかなかないですから、相当ワクワクしましたね。

『TOKYO TRIBE』大東駿介
「園作品で、もっと芝居をしたいと思いました」

Q:園組の現場で驚いたことや感心したことはありますか?
若者が現場に持っていく熱量を、壊すことなく切り取るのが上手だなと思いました。同じことを何回も繰り返させずに、一番気持ちいい状態でやらせてくれる。観たいものをその場で生み出せたり、園さん自身が全力で遊んでいる感じも楽しかったです。今回はラップミュージカルという、園さんの作品の中でも特殊なジャンルだと思うので、ストレートな芝居でもぜひご一緒したいです。正直「園さんとできて良かったな」という気持ちじゃないですね。逆に歯がゆくなったくらい。もっと芝居をしたいと思いました。

Q:完成作品をご覧になった印象は?
現場では「俺だけヘンな格好して、浮いてる」と思っていましたけど、映画を観たらもっと変な人がいっぱいおったなと(笑)。すごかったです。マンガ的なキャラは巌だと思っていたのに、ブッバやンコイのようにホンマに怪物みたいな人たちがいる。そういう異種格闘技感がすごい、完全なお祭り映画でした。

一問一答
『TOKYO TRIBE』大東駿介
「役者って存在のぶつけ合いだから、感銘を受けることが多いんです」

Q:お気に入りの映画を教えてください。
園さんの『自殺サークル』『紀子の食卓』には、高校時代に相当刺激を受けましたね。『冷たい熱帯魚』もそうですけど、園さんの生々しい温度や重力を感じます。映画を観ているという感じがしますね。

Q:園作品以外では?
『GO』『ピンポン』窪塚(洋介)さんは、まさに僕の世代(のアイコン)でした。『青い春』もすごく好き。僕にとって、学校内でのお祭りという作品でした。井上三太さんの作品で言えば、『隣人13号』もすごく好きです。

Q:憧れる俳優さん、好きな俳優さんはいますか?
好きな俳優さんはいっぱいいます。役者って存在のぶつけ合いだから、感銘を受けることが多いんです。基本どこか尊敬しているし、基本どこかケンカを売っている。それがこの仕事の楽しさだと思います。同じ時代を生きてきた一人として、鈴木亮平さんもすごく尊敬しています。

Q:好きな女性のタイプは?
外見には全然こだわらないので、自分の好きなことをやって、自分らしく生きている人。自分にオタク気質が強いので、オタク気質の子を好きになることが多いですね。映画オタクとか、音楽オタクとか、「この人そんなにグイグイ攻めるんや、そんな深い知識を学ぶんや、なんでやろ」って。その人に対して「なんで?」という疑問が多ければ多いほど、好きになる。笑っている人も好きですね。

『TOKYO TRIBE』大東駿介
「その人に対して「なんで?」という疑問が多ければ多いほど、好きになれる」

Q:理想のデートは?
自然が好きなので、そういう場所へ連れていきたいと思います。東京にもいろいろと気持ちいい場所がありますし、撮影が終わったら、だいたい息抜きにそういうところへ出掛けるんです。

Q:例えば高尾山など?
イイですね! 夜の高尾山とか、めっちゃキレイですよ。

Q:彼女がお弁当を作ってきてくれたらうれしいですか?
最高です。ぜひ作ってきてください。

Q:お弁当の中身は?
おにぎりをアルミホイルに包んで持ってきてくれたらうれしいですね。遠足気分がめっちゃ上がるじゃないですか。あとはちょっとしたおかずがあれば。

『TOKYO TRIBE』大東駿介
「変わったことにも対応できる自分でいたい」

Q:今後チャレンジしたいことは?
人生でラップミュージカルをやるとはまったく思っていなかったように、想像できない作品が山ほどある。そういう意味では、言葉にできないですね。変わったことにも対応できる自分でいたい、としか言えない。例えば殺陣は体に積み重ねていくものだから、きちんとやっていきたいと思います。きっと鈴木亮平さんも、「日本映画で若い役者の底力を見せてやる」と考えているはずなので、俺も先を走れる人でありたいです。

取材・文:柴田メグミ 写真:奥山智明
スタイリスト:石橋修一
スタイリスト:石橋修一コート、シャツ、パンツ(以上全てシセ/S.I.S.E.)
ブーツ(キディル/ハニーズデッド)

映画『TOKYO TRIBE』は全国公開中

インフォメーション
『TOKYO TRIBE』
©2014 INOUE SANTA / TOKYO TRIBE FILM PARTNERS

映画『TOKYO TRIBE』
井上三太の人気コミック「TOKYO TRIBE2」を実写化したアクション。近未来都市を舞台に、ストリートギャングの若者たちが繰り広げる抗争の行方を映す。メガホンを取るのは、『冷たい熱帯魚』『地獄でなぜ悪い』などの園子温。主演を務める『HK/変態仮面』などの鈴木亮平とラッパーのYOUNG DAISを筆頭に、佐藤隆太、中川翔子、染谷将太、でんでん、窪塚洋介、竹内力などバラエティーに富んだ顔ぶれが結集。彼らが織り成す熱演や怪演に加え、園監督ならではの鮮烈な演出も光る。

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プロフィール
『TOKYO TRIBE』大東駿介

生年月日:1986年3月13日
出身:大阪府
身長:182cm

芸歴:2005年、ドラマ「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ)で俳優デビュー。主な映画出演作に『クローズZERO』シリーズ、『リアル鬼ごっこ』『自分の事ばかりで情けなくなるよ』『HK/変態仮面』『女子ーズ』など。2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」で平家盛役を演じたほか、舞台でも活躍。

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