実写版『ルックバック』藤野役・出口夏希、京本役・蒔田彩珠がダブル主演 子ども時代キャストも発表

監督・脚本・編集・是枝裕和、原作・藤本タツキのタッグによる実写映画『ルックバック』の日本公開日が9月11日に決定し、ダブル主演キャストとして、出口夏希(藤野役)と蒔田彩珠(京本役)の出演が発表された。二人の主人公の子ども時代は、オーディションで選ばれた七瀬ふうり(藤野役)と岡田六花(京本役)が演じる。発表にあわせて、2種類のティザービジュアルと特報映像も公開された。
『ルックバック』は、漫画へのひたむきな思いでつながった、二人の少女の創作にかける青春の日々と、運命を分かつ出来事を描く青春物語。2021年に「少年ジャンプ+」で原作漫画が配信されると大きな話題を呼び、公開初日だけで閲覧数が250万を突破。2024年に劇場アニメ化され、興行収入20.4億円のヒットを記録した。
そんな話題作の実写映画化に、若手実力派の二人を起用。4コマ漫画が得意なクラスの人気者で、京本に刺激されて漫画執筆にのめり込んでいく藤野役に、ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」も話題の出口。そして、藤野の4コマの大ファンだが、引きこもりでひたすら絵を描いていた京本役に、日曜劇場「リブート」の好演も記憶に新しい蒔田がふんする。
是枝監督が手がけたNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」以来の共演となるふたりは、クランクインの約4か月前から漫画の練習を積み重ね、秋田県にかほ市を中心とした長期ロケをともに走り切った。
出口は「彩珠は一緒にいてとても落ち着きました。一人の撮影の時も、彩珠を思いながら頭の中でずっと一緒にいたので、藤野と京本の関係性で撮影に臨めたと思います」と蒔田へ信頼を寄せる。一方の蒔田も「出演が決まった時は、やっと実現するんだという高揚感と、原作がたくさんの人に愛されているからこそのプレッシャーがありましたが、是枝組の温かい雰囲気と、夏希ちゃんの、現場をパッと明るくしてくれる天真爛漫さで、そんな不安はすぐになくなりました」と振り返っている。
そして、藤野と京本の子ども時代を演じる七瀬と岡田は、是枝監督がオーディションで出会ってすぐに「このふたりしかいない」と確信した二人。お互いに撮影当時は11歳の小学5年生で、さらに誕生日がわずか1日違いの同級生。七瀬は本作が俳優デビューとなり、是枝監督は「ポジティブで、おおらかで、自然体な姿がまさに藤野」と太鼓判。また、岡田についても「撮影に入るにつれてどんどん良くなっていくので、『もっと見たいな』と思い、彼女のシーンは当初の予定よりも増えていったほどでした」と絶賛のコメントを寄せている。
新たなティザービジュアルは、藤野(出口)と京本(蒔田)が一心に漫画を描いている姿と、子ども時代の藤野(七瀬)と京本(岡田)が漫画を描いていたデスクに突っ伏して寝ている姿の2点が公開。どちらも写真家・濱田英明が切り取った一枚を、デザイナー・吉良進太郎がデザインに落とし込み、ひたむきに漫画と向き合うふたりを表した。また、特報映像は、つけペンで原稿に線を描く音から始まり、藤野と京本がただひたすらに描き続ける姿が音楽・坂東祐大が手がける楽曲にのせて紡がれていく。
キャスト・監督のコメント全文は以下の通り。
藤野役/出口夏希
原作漫画を読み終わったあと、二人が一緒に夢を追いかけて必死に進む姿や、前にしか進めないこと、真っ直ぐでひたむきな思いが溢れている作品にすごく心をうたれました。
こんなに多くの方から愛される作品へ出演させていただくことに不安もありましたが、藤野役に選んでいただいたことがとても嬉しくて、藤野がどんな子なのかどんな思いなのか日々漫画練習もしながら積み重ねていきました。
是枝監督とまたご一緒させていただけたことも光栄で、現場ではのびのびと自分らしくいれる空気感を作ってくださって、演じていて楽しかったです。彩珠は一緒にいてとても落ち着きました。一人の撮影の時も、彩珠を思いながら頭の中でずっと一緒にいたので、藤野と京本の関係性で撮影に臨めたと思います。にかほの皆さんも本当に温かくてとてもアットホームな場所でした。
京本役/蒔田彩珠
数年前に、是枝監督から「この作品をやりたいと思ってるんだ。」と原作本をいただいたのが『ルックバック』との出会いです。
藤野と京本、それぞれがたくさんの壁にぶつかり、それでも好きなことのために立ち上がり、前を向いて進んでいく姿にとても共感したのを覚えています。
出演が決まった時は、やっと実現するんだという高揚感と、原作がたくさんの人に愛されているからこそのプレッシャーがありましたが、是枝組の温かい雰囲気と、夏希ちゃんの、現場をパッと明るくしてくれる天真爛漫さで、そんな不安はすぐになくなりました。子ども時代を演じている七瀬ふうりちゃんと、岡田六花ちゃんも常に元気で楽しそうにしている姿に、何度も癒されました。
ロケ地でもある秋田の皆さんも、本当に良くしてくださり、第二の故郷ができたような気持ちです。
キャスト・スタッフみんなの愛が詰まった作品になっていると思います。早くたくさんの方に観ていただきたいです。
藤野(子ども時代)役/七瀬ふうり
初めてすごい役をいただいたことが本当にうれしくて、撮影が始まるのが楽しみでした!私が演じる藤野は、強がりでお調子者の自信家で、4コママンガを作るのがとっても上手な女の子です。
撮影期間で一番楽しかったのは、なつきちゃん、あじゅちゃん、六花ちゃん、制作スタッフの皆さんと一緒にスイカ割りをしたことです。逆に大変だったのは、雨の中田んぼ道を走るシーンです。2月の撮影だったので、すごく寒かったです。
是枝監督から「自由!自分の思うままにやってほしい」というアドバイスをいただいたおかげで、最後まで自分らしく演じることができました。
秋田では、雪でいっぱい遊びました。ほかにも六花ちゃんとルックバックチームの絵を描いたこと、スタッフの皆さんとのBBQや、にかほの皆さんがすっごくやさしくしてくれたことなど、思い出がいっぱいです!
京本(子ども時代)役/岡田六花
オーディションの合格を知った時は、正直信じられなくて何回も確認しました。夢かと思いましたし、もしかしたら今も夢かとも…。私が演じた京本は、絵が好きで集中力がすごい、本当に「すごい子」なので、携わることができて光栄です。
撮影は全部が楽しかったのですが、特に夏の撮影は海で遊んだりスイカ割りや花火をしたりと、最高の夏休みでした!反対に大変だったのは絵を描く練習です。毎日何時間も頑張りましたが、なかなか上達しなくて…そこで「進捗」って言葉を覚えました。
是枝監督は最初、緊張で目も合わせられませんでしたが、いつもおおらかで優しくて、撮影の最後の方ではお菓子を一緒に食べておしゃべり出来るようになりました。秋田の撮影はみんな優しくて景色がきれいでした。むっち先輩(七瀬さん)にはスライム作りを教わって今は私もハマっています。
監督/是枝裕和 (キャストに関するコメント)
ー藤野役・出口夏希さん
初めての出会いから4年ほど経ちましたが、成長に驚きました。
さまざまな現場を経験して自信をつけてきたのだと思いますが、さらに振り幅の大きい感情を表現できるようになっていて、ここぞというシーンで見せる表情は圧巻でした。
そういった成長と、変わらない天真爛漫さが彼女の中に同居していることが非常に魅力的で、藤野を見事に演じ切ってくれました。
ー京本役・蒔田彩珠さん
原作漫画を読んだ後に、蒔田さんとお会いする機会があり、「もしこの作品を撮れるときがきたら、京本を頼むよ」という話をしました。プロデューサーから実写映画化の話をもらう前です。そのまま一緒に書店へ行って、原作漫画を買って、渡した記憶があります。
初めての出会いから15年ほど、多くの作品に出てもらいましたが、ここまでしっかりと彼女を撮るのはデビュー作以来です。安心して京本を任せられたなと思っています。
ー藤野役(子ども時代)・七瀬ふうりさん
オーディションで最初に会った時に「この子しかいない」と確信したことを覚えています。
ポジティブで、おおらかで、自然体な姿がまさに藤野で、ピッタリとイメージに合致しました。
撮影に入ってもそれは全く変わらず、現場全体のムードメーカーにもなってくれて、想像した以上の活躍に驚いています。
ー京本役(子ども時代)・岡田六花さん
脚本段階では、京本をどう描いていくか、難しさを感じていましたが、岡田さんという具体的な存在がいてくれたことで、想像が膨らんでいきました。オーディションの時から、撮影に入るにつれてどんどん良くなっていくので、「もっと見たいな」と思い、彼女のシーンは当初の予定よりも増えていったほどでした。


