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伊勢谷友介監督第2作目の公開決定!ベストセラー小説の「セイジ」5年越しで映画が完成!

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各方面でその才能を発揮する伊勢谷友介
各方面でその才能を発揮する伊勢谷友介

 NHK大河ドラマ「龍馬伝」で高杉晋作を好演し、2011年2月11日に人気キャラクター力石徹を演じた映画『あしたのジョー』の公開も控える伊勢谷友介が監督を務めた映画『セイジ-陸の魚-』が公開されることがわかった。2003年公開の映画『カクト』で監督デビューを果たしている伊勢谷にとって、2作目の監督作品となる本作は、小説「多輝子ちゃん」で第16回太宰治賞を受賞した辻内智貴のロングセラー小説「セイジ」の映画化作品。自分はどこから来てどこへ向かうのか、誰もが経験する若さゆえの自分探しの旅を描く。

 今回伊勢谷が感銘を受け、映画化を決めたのは、美しい自然の映像と、苦い現実が交差する中、人が人を癒やすことの難しさを描いた小説「セイジ」。第15回太宰治賞最終候補に残り、文壇を騒然とさせた辻内智貴が執筆したこの作品は、新人作家にして累計10万部を突破するという偉業を成し遂げ、ロングセラーとなっている。「主人公である『セイジ』という人物の行動に今現在の自分自身のテーマを大きく重ね合わせる事ができたので、そのことが大きな原動力になりました」と話す伊勢谷は、俳優業の傍ら、脚本にも参加し、5年の月日をかけて映画を完成させた。

 広末涼子木村佳乃、そして先日報道されたモデルの比留川游との交際など、数々の浮名を流しながら、俳優としても着実にステップアップを遂げている伊勢谷。2009年には自身で衣・食・住をテーマに、商品の開発、デザインなどを行う企業「リバースプロジェクト」も立ち上げた。俳優として、企業の代表として、そして監督として、二足のわらじならぬ三足のわらじを履く伊勢谷だが、「どれも自分自身の異なる『感覚』を使えるので飽き症の僕にとっては、とても良い刺激になっています。監督業と俳優業で得た刺激は、相互へのモチベーションになりリバースプロジェクトを加えて、またさらに次の展開へつながっていく。これからも自分ができる事の中で、活動していきたいと思っています」とこれからもどの方面にも全力を尽くしていくことを誓った。

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 『セイジ-陸の魚-』は、20年前、今はもう寂れてしまった国道沿いの一軒のドライブインにたどり着いた「僕」が、不器用だがただ純粋に生きる男セイジに出会い、「生きるって何だ」「人生っていったい何だ」と考えながらも楽しく過ごした日々を描き、物語は凄惨(せいさん)な事件で様相を変えていく。各方面で活躍する伊勢谷が8年ぶりに握ったメガホンでどんな手腕を振るったのか、注目の一作となりそうだ。

映画『セイジ-陸の魚-』は2011年全国公開

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