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ロッテルダム国際映画祭、日本の唯一のコンペ出品作『ふゆの獣』賞逃す!最高賞は韓国の『茂山日記』

ロッテルダム国際映画祭、日本の唯一のコンペ出品作『ふゆの獣』賞逃す!最高賞は韓国の『茂山日記』
『茂山日記』

 第40回ロッテルダム国際映画祭各賞の発表が行われ、パク・ジョンボム監督の韓国映画『茂山日記(英題:The Journals of Musan)』など3作品がメーン・コンペティションでタイガー・アワードを受賞した。『茂山日記』は国際批評家連盟賞も受賞しており、2冠を獲得した。日本からは内田伸輝監督『ふゆの獣』が選出されていたが、賞を逃した。

 『茂山日記』は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)から亡命し韓国で暮らし始めるも、なかなか職にありつけないという厳しい現実を描いたヒューマン・ドラマ。韓国の巨匠イ・チャンドン監督のアシスタントを務めていたパク監督の初監督作で主演も務めており、弱者から韓国社会を切り取る映画作りは師匠譲りだ。

 同作品はすでに昨秋の釜山国際映画祭でも、ロッテルダムと同じく新人監督を対象にしたニュー・カレンツ賞と国際批評家連盟賞の2冠を制覇。また昨年12月にモロッコの第10回マラケシュ国際映画祭でも最高賞を受賞している。2009年にタイガー・アワードでは同じ初監督&主演を務めたヤン・イクチュン監督『息もできない』が受賞しているが、再び韓国の新鋭に世界の注目が集まりそうだ。主な受賞結果は以下の通り。

【タイガー・アワード】
●『茂山日記』(韓国) パク・ジョンボム監督
●『エタニティ』(タイ)Sivaroj Kongsakul監督
●『フィニステラエ』(スペイン) セルジョ・カバレロ監督

【リターン・オブ・ザ・タイガー・アワード】
(過去のタイガーアワード参加監督の新作13作品がノミネート。日本からは河瀬直美監督『玄牝(げんぴん)』が参加)

●『オキズ・ムービー』(韓国) ホン・サンス監督
●『クラブ・ゼウス』(オランダ・中国)デヴィッド・ヴァービーク監督

【ネットパック賞】(アジア映画が対象)
●『ブラック・ブラッド』(中国・フランス)チャン・ミャオヤン監督
●『ザ・デイ・アイ・ディアピア』(オランダ・イラン)Atousa Bandeh Ghiasabadi監督

【国際批評家連盟賞】
●『茂山日記』(監督)パク・ジョンボム監督

(取材・文:中山治美)


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