過激なドレス禁止のカンヌ映画祭 出席者が土壇場で衣装変更
第78回カンヌ国際映画祭

現地時間13日に開幕した第78回カンヌ国際映画祭でコンペティション審査員を務めるハル・ベリーが、直前に発表されたドレスコードの更新によって、急きょ衣装を変えざるを得なかったという。Varietyが報じた。
【画像】大胆すぎ…今年のメットガラで物議を醸したハル・ベリーのドレス
今年のドレスコードには、レッドカーペットおよび映画祭の他のエリアでは「ヌード」「過度にボリュームのある衣装」を禁止すると記されており、透け感のあるドレス、大きなトレーンが伴うドレスが着用できない。従わない場合は、レッドカーペットへの立ち入りが拒否される可能性もある。
同サイトによると、審査員記者会見に出席したベリーは、新たなドレスコードについて「規則は破れません。ヌードに関するルールも良い決まりだと思います」とコメント。一方で、オープニング・ガラ用に準備していた「ガウラヴ グプタ」のドレスのトレーンがレッドカーペットを妨げる可能性があるとして、着用できなくなったといい「グプタの素晴らしいドレスを用意していたのに、裾が長すぎるために今夜は着られなくなってしまいました」と残念そうに語った。
今年のコンペティション審査員には、ベリーのほか、「メディア王 ~華麗なる一族~」でエミー賞を受賞したジェレミー・ストロング、『逃げた女』などのホン・サンス監督らが名を連ねている。審査委員長は、フランスの名優ジュリエット・ビノシュが務める。(編集部・倉本拓弥)


