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ホン・サンス監督の新作5本を5か月連続公開する異例の企画が始動

「月刊ホン・サンス」キービジュアル
「月刊ホン・サンス」キービジュアル

 韓国の巨匠ホン・サンス監督のデビュー30周年に合わせ、11月1日から5か月連続で新作5本を公開する企画「月刊ホン・サンス」の開催が決定した。併せて、キービジュアルと特報も公開された。

【動画】5か月連続で新作を味わう「月刊ホン・サンス」特報映像

 これまで30本以上の作品を手がけ、ベルリン国際映画祭で5度の銀熊賞を受賞するなど、国際的に評価されてきたホン監督。この「月刊ホン・サンス」は、近年のハイペースな制作活動によって生まれた2023年以降の新作5本を、5か月間にわたり連続で劇場公開する異例の試みだ。

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 ラインナップには、注目作が揃っている。第74回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員大賞)を受賞したイザベル・ユペール主演の『旅人の必需品』が、企画の幕開けを飾る。さらに、キム・ミニがロカルノ国際映画祭で最優秀演技賞を獲得した『小川のほとりで』、そして“全編ピンボケ”という前代未聞の映像表現が話題となった『水の中で』も含まれている。このほか、カンヌ国際映画祭監督週間でクロージング作品となった『私たちの一日』、さらに2025年のベルリン国際映画祭出品作である最新作『自然は君に何を語るのか』も公開される。企画名にちなんで、新作5本を雑誌の表紙に見立てたキービジュアルも公開された。

 また、新作の公開に合わせて、過去の作品を振り返る特集「別冊ホン・サンス」も同時開催される。『自由が丘で』(2014)や『逃げた女』(2020)など、監督のフィルモグラフィを辿り直す絶好の機会となる。監督デビュー30周年を記念した「特別パンフレット」も毎月刊行予定で、さらに10月にはイザベルの来日も決定しており、ファンにとっては見逃せないイベントとなりそうだ。(加賀美光希)

「月刊ホン・サンス」11月1日(土)より、ユーロスペースほかにて新作を5か月連続で順次公開

『月刊ホン・サンス』ラインナップ

◆Vol.1 11月1日(土)公開『旅人の必需品』

◆Vol.2 12月13日(土)公開『小川のほとりで』

◆Vol.3 1月10日(土)公開『水の中で』

◆Vol.4 2月14日(土)公開『私たちの一日』

◆Vol.5 3月21日(土)公開『自然は君に何を語るのか』

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