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第1子を出産した永作博美、『八日目の蝉』で見せた母の演技に三池監督も「各賞を騒がせる」と絶賛!!

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母性を感じる表情の永作博美
母性を感じる表情の永作博美

 7日、六本木・ビルボードライブ東京で「第3回 三池崇史 presents 大人だけの空間」と題されたトークショー付き試写会が行われ、上映された映画『八日目の蝉』に出演する女優の永作博美、そしてホストを務める三池崇史監督が登壇した。(タイトルの「蝉」は、「虫」に「單」が正式表記)

映画『八日目の蝉』写真ギャラリー

 「お酒や軽食を楽しみながらのトークショー後、映画を観る」というコンセプトが特色の本イベントは、まさに大人だけに許される至福のひと時が味わえる催しとあって人気が高い。第3回目となる今回は、誘拐犯の女と誘拐された少女との逃亡劇と、その後の2人の運命を描いた『八日目の蝉』が上映されることとなった。三池監督は本作について「言葉が出ないんですよ。従来の映画なら避けて通りそうなところを、真正面から描いている。衝撃的で救いのない映画に見えるかもしれないけど、どこか希望がある。しばらく後に残るし、観た後に議論が出来ます。この強さが心地いいですね」と深く感銘を受けた様子。永作も「確かにネガティブな印象があるでしょうけど、この映画を観て頑張ろうと思ってもらえたらいいですね」と客席に呼びかけた。

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 本作で不倫相手の子どもを誘拐し、自分の子どものように全力で愛情を注ぐという難役を演じきった永作。昨年の5月に第1子を出産した彼女は、この日は母性を感じさせる柔和な表情だった。そんな母親ならではの熱演を見せた永作に、三池監督は「これで各賞を騒がせるんでしょうね? 確実にこれは来ますよ」という絶賛のコメント。「もう(賞の話)ですか」と永作が思わず笑ってしまう一幕もあった。

 また、11日に発生した東日本大震災についてもふれた三池監督は、「われわれに突きつけられているのは、外側に向かって何ができて、どのような行動がとれるのか」と語り、行動の必要性を強調するも、そのためには内面こそが必要になると力説した。「もう一回、自分の立っている方向と進むべき方向を確認しないと。それからじゃないと前に進めないんだということをこの映画は描いているんですよ。このタイミングでこの映画が上映されるのは運命なのかもしれないですね」と語り、そして「泣くことって、苦しいけど、悪いことじゃないんじゃないんだなと思いました。泣くような状況になって、初めて見えてくることがある。そして泣くことが怖くなくなれば、少し強く生きられると思いました」と付け加えた。そのコメントに永作も「それ、すごくすてきだと思います」と笑顔で応えていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『八日目の蝉』は4月29日から全国公開

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