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長門さん告別式に多数の著名人が参列 西田敏行「まだ現実を受け止められない」

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悲しみの表情の西田敏行と筧利夫、告別式には多くの著名人が参加した
悲しみの表情の西田敏行と筧利夫、告別式には多くの著名人が参加した

 21日に都内病院で亡くなった俳優・長門裕之さんの告別式が24日、東京・港区の善福寺麻布山会館でしめやかに営まれ、奥田瑛二西田敏行など多くの著名人が訪れた。

 黒柳徹子に続いて、弔辞に立った奥田は、自身の長女で、映画監督として活動する安藤モモ子の新作に出演してもらえないかと長門さんにオファーしていたことを明かし、「長門さん、この映画はあなたが主役だったんです。老人と若い娘の話でした。長門さんへの思いをもって、映画を撮影します」と天国の長門さんに誓った。

 また、長門さんの弟、津川雅彦から訃報を聞いたという西田は、「(津川から)兄貴が逝った、という短いメールをもらったんですけど、告別式に来てもまだ、現実を受け止められません。ほんとに逝ったの? って、さっき津川さんに聞いたら、「逝ったよ」って……。長門さんは、根っからの役者で、役者人生を生き抜いた人だと思います。愛情がとても濃い人だったから、時にいろんな誤解を生んでしまったこともあるかもしれないけれど、男性にも女性にも一生懸命で、人を愛する人でした」と故人をしのんだ。

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 今日の告別式には、ほかにも奥田の妻である安藤和津竹野内豊西城秀樹高橋英樹ら多くの著名人が参列。大林宣彦監督の映画『22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語』で共演した筧利夫も、「長門さんは、作品の中で焼き鳥屋の親父さんを演じられたんです。焼き鳥を本当においしく焼いてくれたのを、とてもよく覚えています」と語り、現場で長門さんが撮影した趣味の写真を、クランクアップのときにたくさんもらったというエピソードも披露。それがたった一度だけの共演作になったという筧だが、その悲しみの表情からは、長門さんがどんなに慕われた存在だったのかがよくわかる。

 祭壇では、黒柳いわく「おおかみ少年」だったという、冗談が大好きだった長門さんが、遺影の中で、訪れた弔問客に向かっていたずらっぽいほほ笑みを浮かべていた。 (編集部・森田真帆)

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