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ベット・ミドラー、ヘルニアのためアル・パチーノ主演の映画を降板

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ベット・ミドラー
ベット・ミドラー - Brian Killian / WireImage / Getty Images

 アル・パチーノが主演する、音楽プロデューサーのフィル・スペクターを描いたテレビ映画で、弁護士役に決まっていたベット・ミドラーがヘルニアのため降板することになった。

ベット・ミドラー出演(声)映画『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』場面写真

 この映画は、2003年に女優殺害容疑で逮捕されたフィル・スペクターと、彼を弁護する弁護士リンダ・ケニー・ベイデンの関係を描く作品で、フィル役をアル・パチーノ、リンダをベットが演じる予定だった。2012年のHBOでの放映に向けてすでに撮影は開始しており、ベットも3日ほど撮影を終えていたが、医師からのアドバイスを受けて急きょ降板が決まったという。ベットは声明を発表し、「この素晴らしい企画を去らなければならないことに、とても心を痛めています。デヴィッド・マメット監督やアルとともに仕事をすることは私の夢でもありました。しかし、痛みのために参加が不可能となってしまいました。理解してくださるみなさまに感謝します」と語っている。ベットの代役は今後キャストされる予定。

 フィル・スペクターは1960年代からポップ音楽界の大物として名をはせたが、2003年、女優のラナ・クラークソンを射殺した容疑で逮捕された。2007年に裁判が行われたが、陪審員が評決に至らず審理無効に。その後、2009年に再び裁判が開かれ、第2級殺人の罪で19年の禁固刑を言い渡された。(竹内エミコ)

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