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南果歩、平凡な主婦を熱演!世界的評価を得た『家族X』29歳監督の才能を絶賛!(1/2)

南果歩、平凡な主婦を熱演!世界的評価を得た『家族X』29歳監督の才能を絶賛!
ほぼ一人芝居の新境地を開いた『家族X』主演の南果歩

 24日、渋谷のユーロスペースで映画『家族X』初日舞台あいさつが行われ、南果歩、田口トモロヲ、郭智博というキャスト陣が、29歳で孤独な魂を見つめる堂々たる作品を作り上げた吉田光希監督の将来にエールを送った。

 自主制作第4作目となる『症例X』が自主映画の登竜門として知られるPFFアワード2008で審査員特別賞を獲得、さらに第61回ロカルノ国際映画祭、第46回ウィーン国際映画祭など世界各国の映画祭に招待された29歳の新鋭、吉田光希監督。彼は長編映画製作奨励システムである第20回PFFスカラシップで権利を獲得し、本作で商業映画デビューを果たした。本作も第61回ベルリン映画祭や第13回ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭など世界各国の映画祭に出品されるなど、早くも世界的に注目を集める新鋭である。

 本作で描かれているのは、家族、学校、会社といった閉鎖的なコミニティーの中ではみ出すことの許されない重圧に埋没し、心に虚空を抱え、しまいには自分すらも見失ってしまう家族の姿。そんな深みのある物語について田口が「閉鎖的な状況の中で、切実な、そして誠実な日本映画だと思います。そんな映画に参加できたことを誇りに思っております。監督は若いのに、人間の孤独な魂を鋭く見つめていて。監督の生い立ちを聞くのが怖くて、楽屋での会話も避けていました」と冗談交じりに切り出すと、吉田監督が「実は先ほどの舞台あいさつにはうちの親がいたんで、そのときに今の話が出ないで良かったです」と返答。吉田監督の予想外のコメントにあわてた田口は「失言でした! 申し訳ありません! こりゃ監督の次回作には使ってもらえないなぁ」とボヤいてみせると会場は笑いに包まれた。

 そんな新鋭・吉田監督について南は「今回は家族の映画でしたが、もし仮に10代の青春映画を撮ったとしても、コメディーを撮ったとしても、生きている人間の奥底にある、個人的な小さな心の揺れや、孤独を見つめ続けるという視線はぶれない監督じゃないかと思います。また別の作品で再会できるのを(劇中で演じた)橋本家一同楽しみにしています」と語ると、田口も「さっき(南)果歩さんとも話をしたんですが、成瀬(巳喜男)とか、(ジョン・)カサヴェテスのような、胸が痛いけど、人間の本質を凝視する作家の系譜につらなる作家になっていただきたいなと。そして機会があれば、先ほどの失言は忘れていただいて、また僕を使ってください(笑)」とエールを送った。


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