若葉竜也、目に涙…『アイデン&ティティ』チームとタッグで夢叶う 役柄と完全シンクロ

若葉竜也が25日、都内で行われた映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』(3月27日公開)ジャパンプレミアに登壇。瞳を潤ませ、声を詰まらせながら、本作に携われた喜びを語った。この日は共に主演を務めた峯田和伸のほか、吉岡里帆、間宮祥太朗、中島セナ、大森南朋、中村獅童、宮藤官九郎(脚本)、田口トモロヲ監督も来場した。なお、仲野太賀は都合により欠席した。
写真家・地引雄一が著した「ストリート・キングダムー東京ロッカーズと80’sインディーズ・シーン」を実写化した青春音楽映画。実在するミュージシャンをモデルに、メジャーしかなかった1978年の日本音楽シーンで、「東京ロッカーズ」というインディーズのムーブメントを起こしたミュージシャンたちやカメラマンの姿を描く。田口が初監督したロック映画の金字塔『アイデン&ティティ』(2003)のスタッフ・キャストが集結していることでも話題になっている。
「リザード」のモモヨをモデルにした「TOKAGE」のボーカル・モモ役の若葉は、「『アイデン&ティティ』で人生が変わった」と公言しており、「2022年頃に(本作の)お話をいただいた時は、やっと『アイデン&ティティ』を撮ったチームの一味に加われると思って、その場でやりますと言いました」と振り返る。
脚本を読んだとき、「いろんなことが重なって、自分の中のフラストレーションや怒りみたいなものが蓄積されていた時期」だったという若葉は、「モモが全部を言語化してくれていました。僕、5日から1週間ぐらいかけて、1冊まるまる台詞を覚えてから映画の現場に入るんですけど、(今回は)2時間で覚えたんですよ。それくらい自分の中で消化しきれない部分があまりなくて興奮しました」とモモ役とシンクロしたことも打ち明ける。
役づくりにおいては、「当時の資料映像とか、膨大な量を見てインプットした上で、トモロヲさんが『若葉くんならどう思う?』『どうする?』と問いかけ続けてくれたので、この人たちがやっていたことを見て、自分がどういう風に感じて、どういう風に表現するかということに徹していました」と明かした。
締めの挨拶で若葉は「この映画は、『懐かしいね』『こういう時代もあったよね』という映画じゃなく、今を生きる人たちが観ても『あの時代も、この時代も一緒だな』と思えると思います」と呼びかける。続けて、「20数年前、『アイデン&ティティ』という映画に出会って、ただの映画小僧が20年経って……このチームの中に立てるって……夢が叶った瞬間で……。すいません」と瞳を潤ませ、声を詰まらせながら思いを吐露。そして、「トモロヲ監督、映画を作り続けてくれて有り難うございます」と感謝を伝え、観客に「この映画を見届けに来てくれて有り難うございます。楽しんでください」と頭を下げた。(錦怜那)


