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『スター・ウォーズ』ファンとジョージ・ルーカスが場外乱闘!? 「ルーカスはわたしの青春をもて遊んだ」

『スター・ウォーズ』ファンとジョージ・ルーカスが場外乱闘!? 「ルーカスはわたしの青春をもて遊んだ」
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 メガヒットシリーズの3D版『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D』が話題を呼んでいるが、併せて3月10日より公開される、『ピープルvsジョージ・ルーカス』という、ルーカスとファンとの関係を描いたドキュメンタリーが注目されている。
 
 本作は、世界中の『スター・ウォーズ』ファンたちが、その生みの親であるジョージ・ルーカスに抱く愛憎渦巻く複雑な心理をインタビューで浮き彫りにする、“場外乱闘史”をたどったもの。ルーカスは最初の3部作(エピソード4、5、6)を1983年に作り終えてから、次の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』まで16年もの間、観客を待たせることになった。当然この間、熱狂的なファンの期待はパンパンに膨れ上がるのだが、それは時間が経つにつれて失望へと変わる。1997年に公開された特別版『スター・ウォーズ 特別篇』は、当時の最先端CG技術による改変を加えたことでオリジナル版を愛するオールド・ファンを困惑させた。とりわけ、ハリソン・フォードふんするハン・ソロが酒場でエイリアンを撃つシーンの変更に非難が殺到した。そして、待ちに待ったエピソード1はファンからお子様向けといわれ、新キャラクター、ジャー・ジャー・ビンクスの登場も、一部の大人からはウザいという声が殺到。大ブームと背中合わせのこれらの反響に、ルーカス自身も「自分がいつの間にか、最も嫌っていた権力者になっていた。ダース・ベイダーのように」と振り返る。

 このような流れだから『ピープルvsジョージ・ルーカス』に登場するファンの声は辛らつで、「ルーカスはわたしの青春をもて遊んだ」「(特別篇に対して)聖書を書き換えるなんて!」「ジャー・ジャー・ビンクスが話し始めると、くだらない映画に思えてくる」などの容赦ない意見が寄せられている。しかし一方では、そんなファンが楽しんでいるのも事実。インターネットの普及し、作品に対する不満が共感とともに語られ、YouTubeにはお手製のパロディー映像が次々とアップされる。散々グチをこぼしたファンでさえ、「ルーカスに会えたら、ただ『ありがとう』と言いたい」と語るのだから、『スター・ウォーズ』ファンの愛憎は複雑で、なおかつ深みがある。

 いずれしても正と負をひっくるめてここまで盛り上がれた映画は、映画百年の歴史を振り返っても見当たらない。そういう意味で本作は『スター・ウォーズ』のすごみを改めて体感できる作品といえるだろう。(猿園楽)

映画『ピープルvsジョージ・ルーカス』は3月10日より渋谷シネクイントほかにて全国公開


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