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実話小説「凶悪」が映画化 故・若松監督の弟子・白石和彌のメガホンで

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原作小説(左)、白石和彌監督(右)
原作小説(左)、白石和彌監督(右) - (C) 2013「凶悪」製作委員会

 ノンフィクションベストセラー小説「新潮45編集部編『凶悪 -ある死刑囚の告発-』」(新潮文庫刊)の実写映画化が決定した。監督は、故・若松孝二監督に師事した白石和彌。「師である若松孝二監督は常々『映画を武器にして戦う』と言っていました。わたしも師の遺志を受け継ぎ、自分の思いを映画にして訴え、戦っていければ」と意気込んだ。映画『凶悪』の完成は来春、公開は来秋を予定している。

 実在の凶悪殺人事件を基にした衝撃作『凶悪』。原作は、ある死刑囚が獄中で告発した極悪殺人事件の真相を新潮45編集部記者が暴き、首謀者逮捕までをつづった犯罪ドキュメント。2009年に文庫化され10万部を超えるベストセラーを記録し、昨年12月にフジテレビ系バラエティー番組「奇跡体験!アンビリバボー」で特集が組まれた際も大きな反響を呼んだ。

 映画は、死刑囚自ら数々の余罪と「先生」と呼ばれる事件の首謀者の存在を明かした手紙が“明朝45編集部”に届いたことから、記者・藤井が真相究明にのめり込み、驚愕(きょうがく)の真実にたどり着くさまを描いた社会派サスペンス・エンターテインメント。

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 「実際の事件を映画化することに強い責任を感じています」と緊張感をにじませた白石監督は、「凶悪な男たちが問答無用に犯していく凄惨(せいさん)な事件と、その真相に迫っていく記者の執念は、人間の深い業を映し出すはず」と本作に宿る魂と展望を熱弁。事件の根底には少子高齢化や不況などの現代社会が抱える問題があるといい、「決して一過性の事件ではなく、起こるべくして起こった事件を、社会と人間をしっかりと見つめながら真摯(しんし)に映画にしていきます」と制作への思いを語った。(編集部・小松芙未)

映画『凶悪』は2013年秋全国公開

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