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山P、野島版「アルジャーノンに花束を」で主演!難役に手探り状態と本音

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山下智久主演でドラマ化
山下智久主演でドラマ化 - ダニエル・キイス/小尾芙佐訳『アルジャーノンに花束を』(ハヤカワ文庫)

 ダニエル・キイスの小説「アルジャーノンに花束を」が、野島伸司脚本監修の下、山下智久主演でドラマ化されることがわかった。28歳だが知能は6歳児並みである主人公を演じることに、山下は「まだ手探りな状態です。すごく難しいし自分としてもチャレンジな役柄なので、最後まで気を抜かずに1個1個自分のものにできるように頑張っていきたいと思っています」と心境を明かした。

 原作は幼児並みの知能だったものの手術により飛躍的に賢くなった青年の喜びと孤独を描き、1960年にヒューゴー賞中編小説部門、1966年にネビュラ賞長編小説部門で受賞した名作。これまでにも映画化、舞台化、テレビドラマ化されてきたが、今回「高校教師」「聖者の行進」「明日、ママがいない」などで挑戦的なテーマを扱い、ヒットを生み出してきた野島が脚本監修を担当し、舞台を現代の日本に置き換えて物語を展開させる。

 山下ふんする主人公は、事情のある若者が集まる花の配送センターで働く28歳の青年・白鳥咲人。ママが好きになってくれる“お利口”になりたいと望んでいた彼は、ある日「脳生理科学研究センター」で知的能力を向上させる実験を受けた、白いネズミのアルジャーノンと出会う。そして彼はアルジャーノンの実験を行っていた蜂須賀教授の手術を受け、天才へと変貌していく。

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 山下が、「この役は相当チャレンジですね。初めての経験なので、いろいろ勉強させてもらっていますが、まだまだ見えない部分もたくさんあるので、なるべくそれをなくしていきたいと思っています」と語る一方で、楽曲「ERO -2012 version-」で山下に歌詞提供したことがある野島は、「役者として一人二役を演じる、なおかつその繊細に変わりゆく姿すら演じるという最高難度の芝居が要求される。山下君なら越えてくれると信じています」と信頼を寄せている。

 韓哲プロデューサーは、山下の起用理由について「山下さん自身のキャリアや存在感など、幼さに通じる繊細な部分や実年齢の大人の部分も持ち合わせていらっしゃると思うので、彼自身を投影しながら演じていただけるのでは、と期待をしてオファーを差し上げました」とコメント。演出は「高校教師」で野島とタッグを組んだ吉田健。脚本は「アリスの棘」の池田奈津子が執筆する。(編集部・井本早紀)

テレビドラマ「アルジャーノンに花束を」は2015年4月よりTBS系金曜よる10時枠でスタート

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