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ゴダールとイーストウッドは新作で未知の領域に!青山真治が語る

ゴダールとイーストウッドは新作で未知の領域に!青山真治が語る
イーストウッドの新作を絡めてゴダールを語った青山真治

 13日、横浜シネマリンで開催された特集上映「ゴダールの60年代、そして現在」内で映画『男性・女性』が上映され、映画監督の青山真治が、アンスティチュ・フランセ日本の映画プログラム主任を務める坂本安美とともにフランスの鬼才ジャン=リュック・ゴダール監督ついて語った。

 ゴダールの最新作『さらば、愛の言葉よ』2D版が同館で上映されることを記念して開催された本プログラム。ゴダールを知らない若い世代の観客に「ゴダール初体験」をしてほしいという趣旨で行われ、期間中は多くの観客が来場した。

 クリント・イーストウッド監督作『アメリカン・スナイパー』と同じ日に『さらば、愛の言葉よ』を観たという青山は、「きつい2発でしたね。終わった瞬間にものすごく自分が疲れてしまい。気付いたら立てなかった」とタフな映画体験を述懐。同作で繰り広げられる3D映像は、左目と右目で違う映像を映し出すなど、かなり実験的なものとなっていたが、「僕もパクろうと思っています。いつの日か、似たような映像を観るかもしれませんね」とジョークもなめらかだった。

 さらに「今回の3Dもそうですし、『ゴダール・ソシアリスム』のときのデジタルもそうでしたけど、ゴダールというのは機材の使い方をあえて間違えてみる作家だと思うんです」と付け加えた青山は、「昔から(編集の)つなぎ間違いもしていたし、そういうことで映画が面白くなる。(時に、主演女優への複雑な感情が作品に色濃く反映されがちな)ゴダールにとっては、恋愛もあえて間違えてきたような気がするんですけどね」と笑いながらコメント。

 続けて、「変に遺作めいた感じがするというか、あちこちでゴダールはもう(商業映画を)撮る気がないと言っているようですが」と切り出した青山は、「ここで(映画作りを)やめないでほしい」と懇願。「『さらば、愛の言葉よ』で、映画の未知の原野に走りだした感じがしますからね。そして(同じ日に観た)『アメリカン・スナイパー』のあの荒涼とした感じはあまり観たことのないものだった。そういう意味では、イーストウッドもゴダールも、誰も描いたことのない領域に足を踏み入れた感じが大きい。だからこそ、ここからを見せてほしい」と新作に期待を寄せた。(取材・文:壬生智裕)


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