食べて死ぬか、撃たれて死ぬか…『ヒトラーの毒見役』アザービジュアル&本編映像公開

7月31日公開の映画『ヒトラーの毒見役』より、アザービジュアルと本編映像が公開された。
【動画】食べなければ死... "恐怖の毒見シーン" 映画『ヒトラーの毒見役』本編映像
本作は、2012年に「私はヒトラーの毒見役を務めていた」と告白したドイツ人女性マルゴット・ヴェルクの証言に基づく物語。彼女はヒトラーの協力者とみなされることを恐れ、長い間自分の過去について誰にも語らずにいたが、晩年に打ち明けた。戦後67年を経て明らかになった新事実。これはナチスに運命を翻弄されたある女性の衝撃的な実体験だ。
1943年の第二次世界大戦末期。ベルリンの爆撃を逃れ、ポーランドの田舎町で戦地にいる夫の帰りを待つローザ。その場所は“狼の巣”と呼ばれる、ヒトラーが総統大本営「ヴォルフスシャンツェ」を置いていた森の近くだった。ある日、彼女はヒトラーの毒見役に命じられ、他の若い女性たちとともに、親衛隊による監視のもとで、銃を突き付けられながら食事をすることに。ヒトラーが食す最高の料理を、死と隣り合わせの最悪な状況で試食する苦悩の日々。そして1944年7月、総統大本営でヒトラー暗殺を狙うクーデター (7月20日事件) が勃発。戦局が混迷を極める中、彼女たちの運命は?
アザービジュアルでは、毒見の席につく女性たちの上部に、彼女たちを見下ろすかのようにヒトラーの大きなシルエットが置かれている。戦時中の食糧難にもかかわらず、彼女たちに用意された贅沢な料理の数々。しかし、それには毒が含まれているかもしれないという恐怖。すべては独裁者ヒトラーに握られており、窮地に立たされた彼女たちの表情は張り詰めた空気を感じさせる。ナチス政権下におけるヒトラーの権力を象徴するポスターが完成した。
併せて公開された本編映像は、緊迫感あふれる毒見シーン。親衛隊が目を光らせて監視する中、黙々と料理を口に運んでいると、毒見役の一人がえずいてしまう。料理に問題がないのならば食べ続けるようにと命令されるが、気分が悪くて食べることができない。親衛隊は机を叩きながら「食べろ」と怒鳴り散らし、震え上がる女性たち。スプーンを無理やり口に押し付けられ、ひたすら毒見を強要される。彼女たちに拒否することは許されなかった。第二次世界大戦末期、暗殺に怯えるヒトラーの陰で搾取された女性たちの姿を映し出す。
監督は『エマの瞳』(2017)のシルヴィオ・ソルディーニ。主人公のローザを演じるのはNetflixシリーズ「皇妃エリザベート」 (2022) のエリーザ・シュロット、ナチス親衛隊将校を演じるのは『マトリックス レザレクションズ』 (2021) などに出演のマックス・リーメルト。さらに、撮影を務めたのは、『さよなら子供たち』(87)やダニエル・シュミット作品で知られ、ジャン=リュック・ゴダール、エリック・ロメールとも仕事をしてきた世界的撮影監督のレナート・ベルタ。音楽はイタリアの伝説的プログレッシヴ・ロック・バンド、プレミアータ・フォルネリーア・マルコーニ(PFM)の元メンバーで音楽家のマウロ・パガーニが務める。
映画『ヒトラーの毒見役』は7月31日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開


