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『シャイニング』前日譚、全く独自の作品に!プロデューサーが語る

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名作の前日譚に期待!『シャイニング』より
名作の前日譚に期待!『シャイニング』より - Time & Life Pictures / Getty Images

 スタンリー・キューブリックの名作『シャイニング』(1980)の前日譚を描く新作『ザ・オーバールック・ホテル(原題) / The Overlook Hotel』は、単にキャラクターの若い頃を描くだけでなく、独自の作品になると同作のプロデューサーを務めるジェームズ・ヴァンダービルトがColliderのインタビューで語った。

マーク・ロマネク監督作!『わたしを離さないで』

 オリジナル版『シャイニング』は、ホラー界の巨匠スティーヴン・キングが1977年に執筆した小説を基に、冬になると閉鎖されるホテルの管理人としてやってきた作家志望のジャックとその家族に起きる恐怖体験を描いた作品。主人公ジャックをジャック・ニコルソンが怪演したことでも話題になった。

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 そしてその前日譚にあたる新作では、『わたしを離さないで』のマーク・ロマネクがメガホンを取り、「ウォーキング・デッド」シリーズのグレン・マザラが脚本を担当することが決定している。

 プロデューサーのジェームズは同インタビューで、「マークのような本物の映画監督に撮ってほしいだろう……正直に言うと、みんな新作に大興奮すると思うよ。だって、単に『シャイニング』の20年前を描くわけじゃないんだ。ストーリーをあまりネタバレしたくないけど、脚本家のグレンが手を加えて、マークもそれに手を加えていく感じで、全く独自の作品に仕上がっている。個人的には、とてもスマートだと思っているよ。それは、スキャットマン・クローザース(オリジナル版で料理長・ディックを演じた俳優)が若かった頃、彼は……みたいな感じの物語でない」と本作への期待をあおるコメントをした。

 新作のストーリーに関する詳細は明らかになっていないものの、キングの原作から取り除かれたという序章と終章に基づき、ホテルの初代オーナーとなる人物、ボブ・T・ワトソンに迫るものになると同サイトは伝えている。また、ロマネク監督は毎作時間をかけて監督することでも知られ、過去には実写版『シンデレラ』を一度引き受けたものの、クリエイティブ面での意見の食い違いから降板したこともあり、本作が完成を迎えられるのかにも注目が集まっている。(編集部・石神恵美子)

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