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本郷奏多、演技中にアスベストの心配

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独特の口調で笑いを誘った本郷奏多
独特の口調で笑いを誘った本郷奏多

 俳優の本郷奏多が7日、都内で行われた映画『シネマの天使』の初日舞台あいさつに藤原令子及川奈央石田えり時川英之監督と共に出席。本郷は「取り壊す直前というか、取り壊し最中の『大黒座』で撮影したんですが『これってアスベストとか、使っていないのかな? でも122年前の建物ならアスベスト自体がまだないか』とか思いながら演っていましたね」と独特の口調で笑いを誘いながら、撮影を振り返った。

花粉症だけど…本郷奏多フォトギャラリー

 本作は、去年8月、122年の歴史に幕を下ろした広島県福山市の映画館「シネフク大黒座」の最後の姿を映したヒューマンドラマ。閉館が決まった老舗映画館「大黒座」の新入社員・明日香(藤原)と、いつか自分の映画を作りたいと夢見るバーテンダーのアキラ(本郷)、映画館に現れる謎の老人(ミッキー・カーチス)ら、同劇場をめぐる人生模様がハートウォーミングに描かれる。『ラジオの恋』の時川英之監督の長編映画第2作。

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本郷奏多
花粉症なんだけど…本郷奏多、石田えり

 「今は(健康面で)何の問題もないので大丈夫です」と続けた本郷に、進行役も思わず「そっちか」とツッコミを入れ、さらに「撮影途中で(館内の)手すりがひん曲がったり、壁が落ちたりと、みるみる劇場の姿が変わっていった。映画は100年残るといわれますが、大黒座は122年の歴史プラス(本作でさらに)100年残るわけで……。うまいこと言おうとしたら、ダメになりました。映画に関わるお仕事をさせてもらって、自分の仕事に自信の持てる作品になりました」と語った本郷は、最後は満足そうな表情を浮かべた。

 また、今月9日と15日は、それぞれ石田と本郷の誕生日ということで、この日は二人に、出演者から大黒座の歴史にちなんだ合計122本のバラの花束がプレセントされた。バラを受け取った本郷は「僕、花粉症なんだけど、祝ってもらってうれしいです」とはにかんでいた。(取材:岸田智)

映画『シネマの天使』は全国公開中

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