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『タイタニック』から24年…ローズ役ケイト・ウィンスレットの現在

『タイタニック』でのケイト(左)と2019年10月にフィラデルフィアでパパラッチされたケイト
『タイタニック』でのケイト(左)と2019年10月にフィラデルフィアでパパラッチされたケイト - 20th Century-Fox / Photofest / ゲッティ イメージズ, Gilbert Carrasquillo / GC Images / Getty Images

 「金曜ロードショー」(日本テレビ系)では視聴者リクエスト企画として今夜、映画『タイタニック』の後編が放送される。1997年の公開から今年で24年となるが、ローズ役のケイト・ウィンスレット(45)の現在とは?

【画像】変わらぬ美しさ!新作でのケイト・ウィンスレット

 同作で一躍スターダムにのし上がったケイトだが、その呪縛もまた大きかった。太っているなどとメディアから体形のことを書き立てられるようになり、今年1月に出演したポッドキャスト番組「WTF with Marc Maron」では「イジメのようだった」と当時の苦悩を語っている。『タイタニック』の公開時は22歳という若さであり、「たくさんのハリウッド大作をやる準備はまだ全然できていないし、失敗したくない。この仕事を長いことやっていきたいから」という彼女は、戦略的に小規模な作品を選んで出演するようにし、映画や演技についてより深く学ぶとともにプライバシーも取り戻していった。

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 そうしてケイトは『タイタニック』後も、『アイリス』(2001)、『エターナル・サンシャイン』(2004)、『リトル・チルドレン』(2006)、『愛を読むひと』(2008)、『スティーブ・ジョブズ』(2015)でアカデミー賞にノミネートされ、『愛を読むひと』では見事オスカーを手にするなど押しも押されもせぬ演技派女優に。2021年日本公開の出演作には、シアーシャ・ローナンとラブストーリーを演じた『アンモナイトの目覚め』(4月より全国順次公開中)や、『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェル監督がメガホンを取った人間ドラマ『ブラックバード 家族が家族であるうちに』(6月11日公開)があり、素晴らしいキャリアを築き上げている。

 プライベートでは、『グッバイ・モロッコ』の助監督ジム・スレアプレトン(1998年~2001年)、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』のサム・メンデス監督(2003年~2010年)と結婚生活を送り、2012年にヴァージン・グループの創設者リチャード・ブランソンの甥であるネッド・ロックンロールと3度目の結婚をしている。それぞれの結婚で1人ずつ、計3人の子供に恵まれた。

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 『タイタニック』についてはセリーヌ・ディオンの主題歌を聴くと「吐きそうになる」とぶちまけたこともあるケイトだが、歳月を経て新たな見方ができるようになったという。公開20周年の際には、イギリスの朝の番組「Lorraine」に出演し、「今になって『タイタニック』ですてきだと思うのは、わたしの子供たちや彼らのお友達が劇中のセリフを暗唱したりすることなのよ! わたし自身、長いこと忘れていたのに! だからわたしは『オーマイゴッド、それ本当にわたしが言ったセリフ?』って。そうすると子供たちは『それからジャックがこうして、ローズがこうする』とかって言うの。彼らはこの映画が作られた時、生まれてすらいなかったのにね」とコメント。「新たな世代の子供たちが『タイタニック』を初めて観て、楽しんで気に入ってくれている。(世代を超えて愛される)『メリー・ポピンズ』みたいなものだと思うことにしているわ」とほほ笑んでいた。(編集部・市川遥)

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