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岩井俊二が巨匠の人生を衝撃のドキュメンタリーに?(1/2)

岩井俊二が巨匠の人生を衝撃のドキュメンタリーに?
けっこうイケメンのお二人(左から:岩井俊二、熊澤尚人)

 今週末に公開される、切ない恋物語『虹の女神 Rainbow Song』。本作で今回は監督ではなくプロデューサーという役を務めた岩井俊二とその岩井の映画が大好きだという監督の熊澤尚人に話を聞いた。

 独自の世界観を持つ岩井監督にクリエーターとの調整役も務めるプロデューサーというのは果たしてどうなのだろう。岩井プロデューサーは監督に対して口うるさく言わなかったのか。「脚本の段階ではクリエイティブに口出しをしたりはしますけど。あとは調整役です」とあっさり。「この『虹の女神 Rainbow Song』という作品は映画になると、アップテンポでコミカルなところがある。普通にそのままわかりやすいよう演出されるとバラエティっぽくなってしまうという危険は感じていた。逆にそこに空気感とか持ち出せる人でないと、と思って熊澤監督に白羽の矢を立てたんです」と熊澤監督を選んだ理由を明かした。

 熊澤は「岩井さんが監督をだれにしようかという話を聞いて、脚本を読んで電話しました。大好きで尊敬しています。作品も毎回新鮮で、ほかとまったく違っている。映画ってこうなんだと毎回納得させられる作り手の姿勢はこうあるべきだと感じさせてくれるんです。映画ってべつに既存のシステムでも作れると思いますが、それにひとつひとつ疑問をいだかずにやるかやらないかということだと思うます。岩井さんはいつも疑問抱きながら進んでいる方だと思います」と岩井監督を手放しで絶賛した。

 知らないうちに岩井監督の作風の後を追っているかも知れないという熊澤監督。今後撮ってみたい作品については、「哲学があったり、電車の中や1週間後に考えさせられたりするような作品を撮りたい」と話す。

 岩井俊二は実は今撮っている映画があるという「『犬神家の一族』の市川崑監督のドキュメンタリーなんです」しかし、岩井俊二が撮るからには普通のドキュメンタリーではないはず。「そう、衝撃のドキュメンタリーですよ。ふふふ」と含みを持たせる。「映画って罪深いですよね。90年もの人生を1時間とちょっとにしなければいけないんだから。それで、その人の人生を見せたことにするんですから。『24』みたいに、リアルタイムで描ければいいんですけどね(笑)。でも、90年ですから」と冗談めいた口調で語っていた。これまでの日本映画界を背負ってきた市川監督とこれからの日本映画界を背負っていく岩井俊二。興味深い組み合わせだ。


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