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カンヌと日本は深い縁で結ばれている!?世界のカンヌに影響を与えた日本映画界

カンヌと日本は深い縁で結ばれている!?世界のカンヌに影響を与えた日本映画界
最高の名誉であるパルムドールも受賞した映画『カンバセーション…盗聴…』 - (c)2008 By Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 5月13日から24日まで開催されているカンヌ国際映画祭だが、日本映画と本映画祭とのかかわりを検証してみた。

 本映画祭において、日本映画の過去の受賞作品には、衣笠貞之助監督の映画『地獄門』、黒澤明監督の映画『影武者』、今村昌平監督の映画『楢山節考』『うなぎ』が最高賞であるパルムドールを、河瀬直美監督が2007年の映画『殯(もがり)の森』で審査員特別賞を受賞している。また俳優では、2004年に映画『誰も知らない』の柳楽優弥が当時史上最年少である14歳で最優秀男優賞を受賞という快挙をとげているように、日本映画は、本映画祭にゆかりがあるといえる。

 各映画監督の巨匠とも言われる人物も、日本映画からの影響は大きい。例えば、クエンティン・タランティーノ監督が日本映画の大ファンであり、本映画祭でパルムドールを受賞した映画『パルプ・フィクション』でも、ブルース・ウィリスふんする登場人物が日本刀を武器として使うシーンなど、日本映画の影響を多く受けていることでも有名だ。映画『カンバセーション…盗聴…』『ゴットファーザー』シリーズのフランシス・フォード・コッポラは、映画『ゴジラ』を観て、映画作りに興味を抱いたそうだ。また、映画『それでも恋するバルセロナ』の公開を控えるウディ・アレン監督は、黒澤監督へのオマージュを惜しまない。特に黒澤監督の代表作である映画『羅生門』については、絵作りにおける躍動感が素晴らしいと大絶賛をしている。2005年の映画『ある子供』でパルムドールに輝いたジャン=ピエール、リュック・ダルデンヌ兄弟が日本の映画監督で影響を受けたのは、映画『御法度』の大島渚監督や、黒沢清監督など、特に、吉田喜重監督の作品は興味深いと語っている。

 そして、本映画祭の見どころの一つであるレッドカーペットには、世界各国を代表する俳優たちが訪れるが、実は日本の監督や俳優も数多く登場している。ヨーロッパで大人気の北野武は、ちょんまげをつけるパフォーマンスを見せたり、映画『うなぎ』で注目された役所広司はフランスを代表する女優カトリーヌ・ドヌーブと肩を並べたり、昨年本映画祭のオープニングを飾った映画『ブラインドネス』で木村佳乃と伊勢谷友介が、共演者のジュリアン・ムーアとともにレッドカーペットに登場したりと、毎年多くの日本俳優の名が、カンヌをはじめ、世界に広がっている。

 このように、カンヌ国際映画祭のほかにも、数多くの巨匠からも注目を集める日本映画界。今年の本映画祭では、河瀬監督が、功労賞「ゴールデン・コーチ賞」を受賞するという日本人初の快挙をとげた。今年のコンペティション作品の一つであるスペイン映画『マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トーキョー』(原題)では、東京を舞台に描かれ、日本人女優の菊地凛子が主演を務めていたり、柳楽を最優秀男優賞に導いた是枝裕和監督の最新映画『空気人形』がある視点部門に出品されるなど、今後も世界で日本映画が注目されるのは間違いない。

 映画『カンバセーション…盗聴…』は5月24日午前8:00よりWOWOWにて放送


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