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セックスシンボルからドン底へ…そしてハリウッドにカムバックを果たした俳優ミッキー・ロークの軌跡(1/2)

セックスシンボルからドン底へ…そしてハリウッドにカムバックを果たした俳優ミッキー・ロークの軌跡
ハリウッドにカムバックを果たしたミッキー・ローク - 『レスラー』(c)Niko Tavernese for all Wrestler photos

 現在大ヒット公開中の映画『アイアンマン2』では主人公トニー・スタークの強力な敵役を演じて話題沸騰(ふっとう)のミッキー・ロークだが、彼のこれまでのハリウッド人生は、まさに「傷だらけの伝説」と呼ぶほかないほどに波乱に満ちあふれたものだった。そこで、一 昨年に映画『レスラー』で見事な本格的カムバックを果たしたミッキーの山あり谷ありのキャリアを振り返り、魅力に迫ってみた。

 1979年、スティーヴン・スピルバーグ監督作『1941(いちきゅうよんいち)』で、俳優人生を順風満帆にスタートさせたミッキー。1980年代に入ると 『ダイナー』『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』と話題作に出演し、瞬く間にハリウッド・スターの仲間入り。氷を使ったエロチックな シーンが強烈な映画『ナインハーフ』に主演すると、たちまちミッキーはセックスシンボルとして世界中の女性たちをとりこにした。

 ところが人気絶頂の当時、何を血迷ったのかミッキーはプロボクサーに転身すると発表。来日試合のリング上でミッキーが見せた滑稽(こっけい)なパンチ、「猫パンチ伝説」はいまだに語り継がれている。そして、私生活では映画『蘭の女』で共演したキャリー・オーティスと再婚するも、数年後にはキャリーが薬物中毒になってしまい、ミッキーも暴行容疑で逮捕されたり、はたまた激太りと、かつてのセックスシンボルもハリウッドの問題児扱いされるように。当然の成り行きで作品や役にも恵まれない日々が続き、ボクシングの後遺症による整形手術の繰り返しで見るも無残なルックスとなり、いつの間にか忘れ去られた存在となっていった。

 しかし、映画業界にとってミッキーは「過去の人」ではなかった。かねてよりミッキーを知るフランシス・フォード・コッポラ監督やショーン・ペンは、干され気味だった彼を映画『レインメーカー』『プレッジ』で起用し、ドン底のミッキーを救ったという。その後、ミッキーは映画『レジェンド・オブ・メ キシコ』『ドミノ』『シン・シティ』など数々のヒット作に出演し、再び脚光を浴び始め、コワモテキャラへ見事に転身したのだ。

 そして、ミッキーに2度目の頂点がやってくる。それは映画『レクイエム・フォー・ドリーム』のダーレン・アロノフスキーがメガホンを取った『レスラー』だ。本作に主演したミッキーは、何とゴールデン・グローブ賞で男優賞(ドラマ部門)、英国アカデミー賞で主演男優賞を獲得。ミッキーの半生をなぞったかのような「頂点からドン底へと落ちるレスラー」の姿は、これ以上ないハマり役であった。それだけではなく、ミッキー主演ではヒットが見込めないと踏んだ製作側から予算を削減されても、アロノフスキー監督はミッキーの主演を熱望。その思いに応えた熱演で感動的な復活を遂げたのだ。


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