作品情報 | その他の作品のレビュー

エデンより彼方に (2002)

1957年、コネティカット州のハートフォードという町でキャシー・ウィテカー(ジュリアン・ムーア)は一流企業の重役婦人として何不自由なく暮らしていた。ある日、警察から夫のフランク(デニス・クエイド)を保護しているという電話が入る。夫を車で迎えに行き、車中で保護された理由を訪ねるが夫は固く口を閉ざしたままだった。


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  • エデンより彼方に ★★★
    Movie of Power ~映画館・DVDで観たおすすめ作品の感想・評論~
    2008年4月10日
    エデンより彼方に(2005/07/16)ジュリアン・ムーア映画の詳細を見る  ポップでコミカルな音楽、濃淡の違いをはっきりとだした照明、1950年代を... ...[外部サイトの続きを読む]
  • ★★ 『エデンより彼方に』
    映画の感想文日記
    2007年4月28日
    2002年。  "FAR FROM HEAVEN". トッド・へインズ監督。 1950年代のエレガントでドラマチックなメロドラマの巨匠ダグラス・サーク監督の作風を完璧にコピーしようとした転落悲劇ドラマ。  題材は人種差別と同性愛と ...[外部サイトの続きを読む]
  • gigi 様
    ★★★★★
    2003年7月14日
    ダグラス・サークの「天はすべてを許し給う」は未見ですが、冒頭紅葉グラデーションをなめるカメラワークから繋がる徹底してハリウッド黄金期を踏襲したオープニングとバーンスタインによるストリングス利かせまくりの音楽、往年のディオール・ルックさながらのファッションで登場するムーアにすっかり魅了。扱うテーマは人種差別(未だアメリカの地方部では色濃く残る古くて新しい問題)、同性愛、アイデンティティーとあくまで現代的という対比バランスが面白い。虚飾の中で「本質だけを見つめ」「誇り高く生き」ようとするキャシーに拍手!
  • しょう 様
    ★★★★★
    2003年7月7日
    監督のT・へインズも言う様に、この作品は50年代のメロドラマの巨匠D・サークの映画を見事に再現しています。過激さやひねりばかりを含んだ映画ばかりが目立つ中で逆に新鮮なのではないでしょうか。
  • わんわん 様
    ★★★★★
    2003年6月7日
    「めぐりあう時間たち」もそうでしたが、ジュリアン・ムーアがとてもいいです。はたから見ると理想的な主婦…といったように二つの映画での役柄は共通点も多いんですが、でもよく見れば見事に違うキャラクターをちゃんと確立していて、改めてすごい女優さんだなぁと思いました。 それにしても、映画は本当に昔懐かしき感じで満ちています。オープニングしかり、エンドクレジットしかり、風景しかり、音楽の使い方まで!何だか時々昔の映画を見ているような気持ちになりました
  • ケニー 様
    ★★★★★
    2003年6月1日
    1957年アイゼンハワー大統領時代のコネチカットを舞台に幸せな中流家庭の崩壊を描くトッドヘインズ作品。淡々と描く日常は、自分はきちんと生きてるか、自分は魂の導くとおり向っているかを問い詰めていき心に痛く、ずっしり腹にきいてきます。家庭崩壊に際し、人生の真実をみつめる黒人の庭師との出会いと会話が、キャシー(ジュリアン・ムーア絶品の演技)に自分の本当の行き方と自立への選択を導くプロットは秀逸かつ完璧。50年代のファッションとエルマーバーンステインの音楽に目を耳も奪われる絶品でした。
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