2009年12月31日、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は恒例の“ジルヴェスター・コンサート”と呼ばれる大みそかのコンサートを開く。その晩のテーマはロシアン・ナイトで、まずはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏。イギリス出身のサイモン・ラトルの指揮により、ベルリン・フィルと中国が生んだ世界的スター、ラン・ランのピアノの美しい音色が響く。