どこか夢見がちなソウルの大学生ミンヨンは、「倍音の法則」という小説を執筆していた。彼女と妹ユンヨンは子供のころに日本で住んでいた経験があり、日本語も英語も流ちょうに話すことができる。日本で子供たちに英語を教えたいとまずはユンヨンが旅立ち、祖母の日本人の親友佐々木すえ子一家を写した戦時中の写真に心惹(ひ)かれるミンヨンも日本に向かう。