夏目貴志は、幼いころから普通の人には見えない妖怪が見える。自分と同じ能力を持つ祖母レイコが妖怪から奪った名前を記した契約書「友人帳」を手にして以来、自称用心棒のニャンコ先生の助けを借りながら、貴志は友人帳に縛られた妖怪たちに名前を返していく毎日を送っていた。