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心の問題「共依存」に問い合わせ殺到

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 『陽のあたる場所から』の試写会が行われ、上映後の19時15からフェミニスト・カウンセラーである河野喜代美氏によるトークイベントが行われた。

 女性に多く見られる「共依存」という心の問題を扱ったこのイベントの告知が、当日の讀賣新聞朝刊に掲載され、朝から配給会社のビターズ・エンドの電話回線は5回線とも問い合わせでずっとふさがったまま。電話越しに自らの悩み告白をはじめる人もいた。留守番電話だけでも250件、担当者がとった電話も500件を越す反響ぶりだった。

 “共依存者”とは、自分自身を大切にしたり自分自身の問題に向き合うより、身近な他人(配偶者、親族、恋人、友人など)の問題ばかりに気を向けて、その問題の後始末に没頭する人を指し、心の病の“症状”のひとつとしてクローズアップされている。

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 「この『陽のあたる場所から』という物語は自分を持て余した2人の女性の物語ですが、それは大事なことなのです。つまり、人間と言うのは、誰もが自分を持て余しているのです」と河野喜代美氏が語ると場内の女性は真剣なまなざしでうなずく。

 また、客席からは自分の身に起きている友人関係などの相談が飛び交い現代女性の抱える悩みの深さについて改めて考えさせられるイベントだった。

『陽のあたる場所から』は1月22日よりシャンテシネにて公開。

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