アカデミー賞最有力『ハート・ロッカー』規則違反でオスカー像は後日受け渡し措置

第82回アカデミー賞

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映画『ハート・ロッカー』より - (C) 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.

 映画芸術科学アカデミーが仕切っているアカデミー賞関連の規則は、泣く子も黙り、ホワイトハウスも真っ青の厳しさで、業界内の知る人ぞ知るところであるが、こともあろうか、今年のアカデミー賞最有力候補とも言われている『ハート・ロッカー』のプロデューサー陣の一人であるニコラス・シャルティエさんの送ったEメールがこの規約にひっかかり、『ハート・ロッカー』があわやノミネーション取り消しの憂き目を見そうになった。

映画『ハート・ロッカー』写真ギャラリー

 事の発端は、ニコラスさんが自分たちの作った映画に対してアカデミー会員の友人知人たちにぜひ一票を投じてもらおうと、お願いのEメールを送ったことがきっかけ。どうやらこのメールの中でニコラスさんが某ノミネート作品を少々こき下ろしたらしいのである。

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 さて、ここからがコワい。広いようで狭いハリウッド映画業界、なんとこのEメールがアカデミー本部のお偉いさんの手に渡ってしまったのである。「アカデミー賞作品をPRする上での規約」にはこう記されている。「競争相手の作品を中傷するような言動を禁止する」

 「お慈悲なし」というスローガンを掲げるアカデミー側は、速攻『ハート・ロッカー』チームに対して厳しい通達を送り、それと同時に同作品のアカデミー賞自体への参加を取り消すかどうかが検討された。

 幸いにして候補資格は取り消されなかったものの、ニコラスさんは授賞式への出席資格を剥奪され、もし『ハート・ロッカー』が3月7日当日、アカデミー賞を受賞することになってもニコラスさんはその場でオスカー像をもらうことはできず、後日受け渡し、ということになった。ニコラスさんの名前はハリウッド中のニュースに載ってしまい、まさにトホホ状態である。

なんとも、口は災いの元、Eメールも災いの元である。(神津明美 Akemi Kozu)

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