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企画AV女優とは性を日雇いで売る仕事…OLから転身した実在の女性演じた安井紀絵が初めての舞台あいさつ

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処女舞台あいさつにドキドキでした! -安井紀絵
処女舞台あいさつにドキドキでした! -安井紀絵

 4日、新宿のK's Cinemaで映画『名前のない女たち』初日舞台あいさつが行われ、安井紀絵佐久間麻由鳥肌実木口亜矢佐藤寿保監督が登場した。

映画『名前のない女たち』写真ギャラリー

 中村淳彦が、老舗AV雑誌「オレンジ通信」に連載していたAV企画女優へのインタビューを単行本化した「名前のない女たち」シリーズを映画化した本作。テレビや雑誌に登場する「単体女優」に対し、日雇いでセックスを売り、過激な企画のために使われ、捨てられていく「企画女優」と呼ばれる女性を描き出したドラマということで、公開前から話題を集めていた。

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 会場は男性客を中心に満員で、安井が「人生初の舞台あいさつで緊張しています」とまるで会場にまで緊張感が伝わってくるようなドキドキのあいさつ。映画初主演ながらAV女優役ということでヌードを披露する難しい役どころだったが、「正直、最初は抵抗がありましたし、プレッシャーに押しつぶされそうでした。けど、(自分が演じた)ルルちゃんと一緒に頑張ろうと思ってやっていくうちにどんどん役に入り込んでいって、だんだん抵抗はなくなりました。今までの自分を脱ぎ捨てました」と充実感に満ちた表情。そんな安井に対して佐久間が「友だちにAVマニアがいて、いろいろと話を聞いていました。ですからオーディションのときから興味がありました。(AV女優を演じることに)抵抗はなかったですね。逆にどれくらい挑めるかが不安でした」と堂々としたコメントをすると、木口も「わたしもまったく抵抗はなかったですね。すごく性格の悪い役なので、自分にないところを楽しんで演じたいなと思いました」とあっけらかんとした様子だった。

 本作ではAV事務所の社長役を怪演していた鳥肌だが、この日も怪しい魅力は全開。「真面目なことを言うと、うさん臭く演じようとするとオーバーアクトになって、難しいですね。わたしは普段から芝居をしていまして、さらにその上から演技をすることになるので」と芝居の難しさについてボヤくと、「わたしは今の芸能活動に限界を感じています。和製アル・パチーノとして、何とか再生できないかなと。芸人という枠組みではバラエティに呼んでもらえないので、役者として、映画でもドラマでも使っていただきたい!」と役者・鳥肌実を真剣に(?)アピールしていた。

 本作は、AVに出演することになった地味なOLと元ヤンキーのAV女優の友情と、あまりにも過酷なAV業界の舞台裏を赤裸々につづる青春映画。自分の存在価値を体を使ってでしか表現できない、不器用な女の子たち生き方を赤裸々に描き出している。

映画『名前のない女たち』はテアトル新宿、新宿 K's cinemaにて公開中

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