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レズビアン&ゲイ映画祭 戦争に翻弄される女性同士、男性同士の恋愛を英BBCが制作

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アンナ・マックスウェル・マーティンとハリー・トレッダウェイ
アンナ・マックスウェル・マーティンとハリー・トレッダウェイ - Photo:Yukari Yamaguchi

 現地時間4月4日、第25回ロンドン・レズビアン&ゲイ映画祭でリチャード・ラクストン監督による英国BBCテレビ制作のドラマ「ザ・ナイト・ウォッチ(原題)/The Night Watch」が先行上映された。スペシャル・プレビューと銘打たれた上映会には、スタッフ、キャストのほかBBCのドラマ制作関係者が参加した。

 本作は、自身もレズビアンで、同性愛描写を盛り込んだ作風が特徴の一つとなっている人気作家、サラ・ウォーターズの小説「夜愁」(原題ザ・ナイト・ウォッチ)のドラマ化。ロンドンを舞台に1947年から話が始まり、戦争で運命を変えられた人々の姿が、そこから1944年、さらに1941年と時代をさかのぼって描かれる。女性同士の恋の始まりと終わりを経験する主人公を演じたアンナ・マックスウェル・マーティンは「(本作で描かれる)三角関係に魅了されたわ。間違った人を好きになってしまうのは、誰にでもあること。心が痛むことだけど」と語った。

 一方、男性同士での恋愛感情を演じてみせるのはハリー・トレッダウェイ。見どころの一つである、1940年代のファッションについてアンナが「わたしは男性的な衣装が多かったから、あまり楽しめなかったの。ジョディ(・ウィッテカー)とかは、すごく魅力的だったけど」と残念そうにコメントすると、すかさず「あなたもすてきでしたよ」と賛辞を送るジェントルマンぶりを見せた。

ドラマ「ザ・ナイト・ウォッチ(原題)/The Night Watch」はBBCで、この春放映予定。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

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