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「原子力は今でも最も安全なエネルギーだ」とのイタリア首相発言に反発!映画祭のオープニングセレモニーに反原発デモが乱入

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放射線防護服を着用し、デモに参加する人々
放射線防護服を着用し、デモに参加する人々 - 写真提供:高松美由紀

 4月29日(現地時間)、イタリア・ウーディネにて13回目を迎えるファー・イースト映画祭が華やかに開幕した。

 本映画祭は、日本をはじめアジアの映画を新旧合わせて毎年約50本ほど上映、ヨーロッパ各地からアジア映画ファンがこぞって参加している映画祭として地元メディアも多数参加する注目の映画祭になっているが、今年は東日本大震災の影響を受け、会場外で開催されていたオープニングセレモニー横に、地元の反原発デモグループがデモンストレーションをするという一幕があった。

 というのも、4月26日イタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相が、伊仏首脳会談後のローマでの記者会見で「原子力は今でも最も安全なエネルギーだ」と強調したからだ。さらに事故を起こした福島第一原発について、 「原発建設を認めるべきではない場所に、原発が建てられた」と通常ではありえない事故だと言いたげな発言が、イタリアはじめヨーロッパ全土で反原発の市民から強い反感を買っていたため、一部の市民によるデモンストレーションまで引き起こしてしまった。

 本映画祭の代表であるサブリーナ・バラチェッティは、オープニング上映前に、壇上にて東日本大震災で被災した方々への哀悼の意を表し「日本なくしてはこの映画祭は完結しない」とのコメントも残した。今年は日本から11本の新作を上映、アジアのコメディ特集ではフランキー堺らとタッグを組んで80年代に多くのコメディー映画&テレビを監督した瀬川昌治特集で旧作3本が上映、“ピンク・ウィンク”と題した朝倉大介監督特集では、本映画祭に特別招待されていた国映株式会社の代表取締役、佐藤啓子がオープニングセレモニーでレィディ・ピンクと紹介され、映画祭期間中には「おんなの河童」ほか15本のピンク映画が特集上映される。本映画祭は5月7日まで開催。(高松美由紀)

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