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ジョン カビラ、NHKの経済情報番組でナビゲーター 東日本大震災で放送内容すべて差し替えになった「サキどり↑」

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経済番組で初レギュラーのジョン カビラ、意気込みを語る。
経済番組で初レギュラーのジョン カビラ、意気込みを語る。

 11日、NHK総合テレビで4月から放送中の経済情報番組「サキどり↑」の取材会が渋谷のNHK放送センターで行われ、番組ナビゲーターのジョン カビラと小林千恵アナウンサー、リポーターの春風亭昇吉、チーフプロデューサーの大橋浩介が出席。番組を通じて東日本大震災で大打撃を受けた日本経済に元気を与えていきたいと意気込みを語った。

 同番組は家電製品やアパレル、働き方など、身近にあるさまざまな流行の現場を徹底調査し、新しい経済やライフスタイルを伝えていくというもの。冒頭でマイクを取った大橋は、1本目のロケの日に東日本大震災が起きたため、以降の放送予定内容がすべて差し替えになったことを明かし「日本の経済がひっくり返った中で、どうやって番組を立ち上げていくか悩んだが、かえって方向性がくっきりとした。例えばこれまで無限に電力を消費してきた社会が成立しなくなっている」とコメント。そのため番組では、電気のいらない冷蔵庫を開発した発明家や、地域で太陽光発電に取り組んでいる町などを取り上げ、日本が置かれている課題解決のヒントを伝えていることを明かした。

 経済番組でのレギュラーは初めてだというカビラも「震災や原発問題で暗雲が立ち込めているが、突き破るのは人間の意志とつながる力。いろいろな情報を発信して、ご覧になっている皆さんと前を向いて歩みを強くできればと思っています」と真摯(しんし)に意気込みを語った。パートナー役を務める小林アナウンサーの印象については「ご覧の通りチャーミング。カメラもあまり僕を撮らずに小林さんを中心に撮ってほしい」とジェントルマンらしくベタぼめ。それに対して小林も「カビラさんはいろいろなものに興味を示して好奇心旺盛。その眼力にパワーをいただいています」と返すなど、早くも抜群のコンビネーションを披露した。また東京大学経済学部卒業の経歴を持つ落語家の春風亭昇吉も、「サキどりとかけて大企業ととく。(そのこころは)いろいろな支店を築かせる(視点を気付かせる)でしょう」と披露し会場の拍手を集めるなど、出演者のチームワークや個性が発揮された会見となった。(肥沼和之)

経済情報番組「サキどり↑」はNHK総合テレビにて毎週日曜日朝8時25分から放送中

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