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幻のコメディー・ユニット、モンティ・パイソンをめぐる騒動がテレビ映画に!

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今なお絶大な人気を誇るモンティ・パイソン(写真は1970年のもの)
今なお絶大な人気を誇るモンティ・パイソン(写真は1970年のもの) - Michael Ochs Archives/ Getty Images

 1979年にイギリスで公開された映画『モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン』をめぐる騒動がテレビ映画化され、「ホーリー・フライング・サーカス(原題)/ Holy Flying Circus」として今秋英BBCにて放送される。同映画はイエス・キリストとほぼ同時に生まれたブライアンの生涯を描いたコメディー作品だが、キリストを冒とくしていると公開されるやいなや賛否両論を巻き起こし、アイルランドやノルウェーでは上映禁止となった。

 映画『モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン』は、現在も映画監督として活躍しているテリー・ギリアムなどが参加していたコメディー・ユニットのモンティ・パイソンが出演した作品。イエス・キリストと同日に生まれたが故に救世主と思われてしまった青年ブライアンを主人公にした喜劇で、設定をはじめとして、パイソンズならではのユーモアが作品のそこここに仕掛けられているのが特徴。だが、宗教関係者からは同作がキリストへの冒とくにあたるとして、辛らつな批判が行われた。

 英ガーディアン紙によると、今回製作されるドラマは、上映当時にBBC2で巻き起こった映画の是非をめぐる討論をテーマにしたもの。現存しているモンティ・パイソンのメンバーはかかわっておらず、製作元のBBCはメンバーにコメントを求めたものの、それもなしのつぶてだったという。そのため、パイソンズのメンバーはほかの役者がふんしている。

 製作側は、本作で今や伝説的コメディー・ユニットとなったパイソンズの姿を追うと共に、映画が複数の国で上映禁止になったという事実から、検閲の可否をめぐったドラマも展開する。イギリスでの放送は今年の秋を予定している。1989年にグレアム・チャップマンが亡くなって以降は事実上の解散状態にあるパイソンズだが、その人気は今も健在。日本にも根強いファンを持つだけに、本作が日本で公開されることを願いたい。(編集部・福田麗)

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