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杉村太蔵、銀幕デビュー決定! 先輩俳優たちとの共演に「初当選した当時のよう」

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初当選したときの気持ちで演技に挑戦!-杉村太蔵(写真は映画『スイッチを押すとき』イベント時)
初当選したときの気持ちで演技に挑戦!-杉村太蔵(写真は映画『スイッチを押すとき』イベント時)

 元衆議院議員でタレントの杉村太蔵が2012年公開予定の映画『女優』で銀幕デビューを果たすことがわかった。日中友好に尽力する政治家を演じるということで、国政の現場での経験を生かし、「なるべくリアルに、本当の外交の現場というのを、わたしなりに表現したい」と気合を語っている。

 映画『女優』は、監督を務める寺西一浩自身が執筆した同名小説の映画化作品。日本人の母と中国人の父との間に生まれ、中国のとある町で働く少女・小麗が、日本の大女優・夏樹奈奈の主演する映画のオーディションを受け合格。数々の困難の中、自らのルーツを求めながら日本の芸能界で生きる姿を描く。日中国交正常化40周年記念作品となり、日本と中国の友好、家族愛がテーマとなる。

 杉村が演じるのは、小麗がオーディションを受けるきっかけを作る、日中友好を目指す政治家。杉村とは同い年になり、親近感があるという寺西一浩監督は、「何があってもへこたれないチャレンジャーだと強く思っています。政治家の役を探していて、杉村さんならこなせると感じました」と起用理由を語っている。一方の杉村自身は、想像していた以上の大役への抜てきに「びっくりしたのと同時に、大きなチャンスと考えている」とコメント。プレッシャーは感じている一方、「政治の世界を経験した人間として、それをそのまま銀幕に反映させたい」と意気込みを語っている。

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 今年すでに2回ほど中国を訪れ、まだまだ発展の途上にある一方、同国が日本にとって「非常に重要なパートナー」だと考えている杉村は、「日本と中国両国にとって、こういう政治家が必要だろうなという人物」と演じる役柄についてコメント。「自分の将来を夢見ながら想像しながらスクリーンにぶつけたい」と語ると同時に、観客に対し、日中友好を果たす政治家の姿を「一人でも多くの人に見ていただいて考え方を共有し、何か心を動かしてくれれば」とメッセージを送っている。さらに、大女優・夏樹を演じる中野良子など、多くの先輩俳優と一緒のスクリーンに映ることに関しては、大ベテランの大物政治家たちと肩を並べて議論するのかと考えた当時の気持ちになぞらえ、「初当選した当時のよう」と楽しみにしているようだ。

 また、自身の銀幕デビューに関しては、できるだけ身内に隠しておこうと思っていたという杉村。「映画が公開されますよね。そのときに家内を誘って映画を観にいったら、あれ? 今のちょっと誰かに似ていないかと。そんなふうなオチになれば」と考えていたそう。実際、家族に銀幕デビューを知られることに関しては、「テレくさいですよね。何かおこがましいというか」と正直な気持ちを吐露。しかし、「でも、せっかくのチャンスですからね。挑戦しようと思っているんですよ!」と普段のイメージのとおり常に気合は十分、チャレンジ精神に満ちた政治家の姿を見せてくれそうだ。(編集部・入倉功一)

映画『女優』は2012年公開予定

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