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寺島進、『洲崎パラダイス 赤信号』のリメイクに意欲満々!!相手役は宝塚出身の真矢みきか黒木瞳を希望!!

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「こういう作品に出たかった!」川島作品に感銘を受けた寺島進
「こういう作品に出たかった!」川島作品に感銘を受けた寺島進

 19日、現在開催中の第12回東京フィルメックス内の特集上映「限定!川島パラダイス♪」で映画『洲崎パラダイス 赤信号』が上映され、俳優の寺島進が東京フィルメックスディレクターの林加奈子と共に本作について熱く語った。

寺島進出演映画『アンフェア the answer』写真ギャラリー

 日本映画黄金時代の傑作群を紹介する東京フィルメックスの名物特集は今年も健在。これまでも清水宏、渋谷実といった名監督を世界に発信してきたが、今回特集が組まれたのは、日活、東映、大映などで活躍した川島雄三監督。初回となるこの日は1956年の日活映画『洲崎パラダイス 赤信号』を上映。宝塚出身の新珠三千代演じる蔦枝と三橋達也演じる義治という歓楽街の洲崎パラダイスに流れ着いた男女の、腐れ縁ともいうべき関係が詩情豊かに描かれ、「川島映画の傑作」という枠を超えて、日本のメロドラマ史上でも1、2を争う傑作として語り継がれている。そんな映画を鑑賞したばかりの深い余韻が会場を包む中、寺島と林がトークショーに登場した。

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 映画を観た寺島は興奮が隠せない様子で「最高でしたね。こういう作品に出たかった。今、『切腹』や『十三人の刺客』なんかのリメイクをやっているんだから、こういう映画もリメイクしてほしいですよね。相手役は宝塚出身の真矢(みき)さんか、黒木(瞳)さんがいいな」と早くもキャスティングの構想を披露。特に女に寄りかかって生きざるを得ない状況に追い込まれ、プライドがズタズタにされる男、義冶を演じた三橋達也の芝居にはひどく感銘を受けたようで、「昔の人は今の人よりもぐっと大人だし、俳優もレベルが高い。自分なんか恥ずかしくなってきますよね。いい刺激になりました」と晴れやかな表情。そして「最近、おれも(演技が)ワンパターン化してるから見習いたい」と冗談交じりに付け加えて会場を笑わせた。

 三橋とは、毎日コンクールの授賞式の会場で一度だけ会ったことがあったそうで、「ちょうど三橋さんが40年ぶりか何かで主演男優賞を受賞されたときで。三橋さんを見習って、40年後の自分も頑張りますなんて言っていたんですけど、本当に頑張らなきゃいけないですよね」と改めて気合を入れ直す寺島だったが、「あの時、川島さんの映画を観ていればよかった。三橋さんに現場はどうだったのかとか聞きたかった」と悔しそうな表情に。そして最後に「最近はテレビづいちゃっていますが、三橋さんのようにいぶし銀の映画を出れるようになりたいですね。改めてこういう作品を観ると刺激になるし、よっしゃという気持ちになりますよね。シャレじゃないけど、愛のお荷物を持って帰れるんで、映画っていいなと思います」と改めて映画の魅力を再確認したようだ。

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 ちなみに本作の舞台となった洲崎は、現在の江東区木場と東陽町の中間あたりに位置する。深川出身だという寺島は「義理のおばあちゃんが、洲崎で小料理屋をやってて。人手が足りなくて母が手伝いにいってた」と懐かしそうに述懐していた。

 「限定!川島パラダイス♪」は、川島雄三監督の幅広いフィルモグラフィーの中から、『洲崎パラダイス 赤信号』『とんかつ大将』『愛のお荷物』『昨日と明日の間』という1950年代に発表された傑作4本を英語付きニュープリントで上映する特集上映。

第12回東京フィルメックスは11月27日まで 有楽町朝日ホールをメイン会場に銀座各地のホール、映画館で開催中

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