園子温作品『ヒミズ』は最強の青春映画!「生きる希望が見えた」と絶賛の嵐

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ヒロインが叫ぶ「ガンバレ!」のメッセージが鮮烈に残る映画『ヒミズ』 - (C)2011「ヒミズ」フィルムパートナーズ

 映画『冷たい熱帯魚』、『恋の罪』と、これまで暴力やセックスなどスキャンダラスな要素が話題先行してきた園子温監督作にしては珍しく、最新作映画『ヒミズ』は共感度満点の最強の青春映画になっている。

 15歳の主人公・住田の運命は、ことごとくハード。蒸発していた父が戻ってきて暴力をふるい、母親も別の男と出て行ってしまう。孤独に生きる決意をする住田に対し、同級生の茶沢はまるでストーカーのようにつきまとい、思いをぶつける。主人公二人の行動やセリフは激烈を極め、そこに青春映画としての炎が燃え盛ることになる。すでに映画を観た人からは、「ギリギリのところで生きていく力にぐっときました」「思春期という過渡期の狂気、愚かさが新鮮に描かれ、とても面白かった」といった熱いコメントがいくつも並び、主人公二人のへこたれない姿から感動の輪が広がっている。

 毎回、キャストに限界の演技を要求する園監督。今回、その期待に見事に応えたのが主演の染谷将太と二階堂ふみで、彼らの演技に対しても「二人のまっすぐなまなざしがぐっときます」「見終わって疲れるくらい演出も出演者もすごかった」と絶賛の嵐で、彼らがベネチア国際映画祭で最優秀新人俳優賞をW受賞したことを納得させてくれる。

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 東日本大震災直後の被災地でもロケを行った本作だが、そんな過酷な映像の中で必死に生きようとする十代の姿に「生きる希望が見えた」「ラストシーンはみんなに生きることを訴えているようだった」と園監督作品の中では意外なまでにポジティブな後味なのが、本作の大きな特徴。観る者に強烈な体験を与えながら、最後の最後には希望がもたらされる。青春映画が名作になるための方程式を、『ヒミズ』は見事にクリアしているのだ。(斉藤博昭)

映画『ヒミズ』は新宿バルト9、シネクイントほか全国公開中

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